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米国株が反落、ヘルスケア株に売り

2016年11月19日(土)08時44分

11月18日、米国株式市場は反落して取引を終えた。投資家は米大統領選後の株価上昇による利益を確定させようとし、ヘルスケア株が売り込まれた。写真は2015年8月、NY証取前で(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。投資家は米大統領選後の株価上昇による利益を確定させようとし、ヘルスケア株が売り込まれた。トランプ次期米政権の政策を見極めたいとの思惑も積極的な買いを手控えさせた。

週間では主要3指数は2週続伸した。ただ、トランプ次期大統領が掲げるインフラ投資拡大や減税が実現するのか、もう少し手がかりが欲しいとして株価上昇の勢いは弱まった。

ニューヨークのオニール・セキュリティーズのケン・ポルカリ氏は「トランプ氏の政策はまだ何も実行されておらず、ただ言っているだけだ」と話した。

18日はSP500種を構成する主要11部門のうち6つが下落した。ヘルスケア株<.SPXHC>は約1.2%下落。アラガンとメルクの値下がりが響いた。

生活必需品株<.SPLRCS>も約0.4%の下落。家庭用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が1.3%下げた。

年末商戦の不振が予想される衣料品大手のギャップは16.6%、同業のアバクロンビー&フィッチは13.8%それぞれ大幅下落だった。

12月の米追加利上げの可能性が高まっていることを背景に金融株<.SPSY>は0.08%高。大統領選投票日だった8日以降、約10.8%も上昇した。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.10対1だった。一方、ナスダックは1.18対1で上げが下げを上回った。

米取引所の合算出来高は約67億株で、直近20営業日の平均である約80億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 18867.93 -35.89 -0.19 18905.33 18915.74 18853.83 <.DJI>

前営業日終値 18903.82

ナスダック総合 5321.51 -12.46 -0.23 5340.97 5346.80 5315.53 <.IXIC>

前営業日終値 5333.97

S&P総合500種 2181.90 -5.22 -0.24 2186.85 2189.89 2180.38 <.SPX>

前営業日終値 2187.12

ダウ輸送株20種 8856.47 +65.24 +0.74 <.DJT>

ダウ公共株15種 627.28 -2.49 -0.40 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 872.63 +5.79 +0.67 <.SOX>

VIX指数 12.85 -0.50 -3.75 <.VIX>

S&P一般消費財 644.04 -2.15 -0.33 <.SPLRCD>

S&P素材 302.39 -0.60 -0.20 <.SPLRCM>

S&P工業 528.21 -0.04 -0.01 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 517.06 -2.00 -0.39 <.SPLRCS>

S&P金融 367.48 +0.31 +0.08 <.SPSY>

S&P不動産 181.50 +0.34 +0.19 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 521.02 +2.39 +0.46 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 803.93 -9.26 -1.14 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 158.76 +0.84 +0.53 <.SPLRCL>

S&P情報技術 796.32 -1.78 -0.22 <.SPLRCT>

S&P公益事業 233.79 -0.78 -0.33 <.SPLRCU>

NYSE出来高 9.49億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 18040 + 70 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 18025 + 55 大阪比 <0#NIY:>

ロイター
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