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日本企業の海外利益率上昇を分析=日銀リポート
2015年02月23日(月)11時56分
2月23日、日銀は、日本企業の海外事業の利益率が高まっているとの点に着目したリポートをまとめ公表した。写真は日銀本店。2014年12月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 23日 ロイター] - 日銀は23日、日本企業の海外事業の利益率が高まっているとの点に着目したリポートをまとめ公表した。従来よりも海外展開の拡大が日本企業の利益率向上につながっており、結果的に国内投資や株主還元などを通じ国内経済にも好影響を及ぼしているとみられると指摘している。
リポートでは海外売上高比率の高い製造業は同比率が低い製造業よりも売上高経常利益率が高いと例示。上場企業の財務情報を用い、海外拠点を増やすことで売上高経常利益率を押し上げる効果が2006年の1.0%から2012年は1.2%に高まったと指摘している。
この結果、海外事業を含めた連結ベースの企業収益が、株価上昇や配当、国内設備投資や研究開発投資を通じで国内経済にプラスの効果をもたらす可能性があるとみている。
(竹本能文※)
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