コラム

プロ投資家が指摘...「103万の壁」撤廃で「ある業界」の成長も? 石破・トランプ政権で投資のリスクはどうなる?

2025年01月29日(水)17時27分

一方のアメリカではイノベーションを重視した産業競争力がますます高まり、激動の4年間となりそうだ。

「人工知能コンピューティングのNVIDIA社(※)のような、マーケットを引っ張る新スターが登場しそう。思わぬところから新しいビッグテックになり得るベンチャー企業が出てくる可能性があり、投資家はそれを発掘できるかどうかを試されている」(藤野氏)

各国の政治動向がマーケットに大きな影響を与えそうな2025年。今起きていることを冷静に受け止め、その場に応じた最適な行動を取る「対応力」が問われる一年となりそうだ。

【続きはこちら】海外企業による日本企業の買収は「日本にとってプラス」...プロ投資家から見て、2025年の投資の「NG行動」は?

※個別銘柄を推奨するものではありません。

(構成:酒井理恵)

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プロフィール

藤野英人

レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長、CIO(最高投資責任者)
1966年富山県生まれ。国内・外資大手資産運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資啓発活動にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、日本取引所グループ(JPX)アカデミーフェロー、一般社団法人投資信託協会理事を務める。主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『さらば、GG資本主義――投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)、『「日経平均10万円」時代が来る!』(日経BP 日本経済新聞出版)など。

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