コラム
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

茜 灯里

作家・科学ジャーナリスト。青山学院大学客員准教授。博士(理学)・獣医師。東京大学理学部地球惑星物理学科、同農学部獣医学専修卒業、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。朝日新聞記者、大学教員などを経て第24回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。小説に『馬疫』(2021 年、光文社)、ノンフィクションに『地球にじいろ図鑑』(2023年、化学同人)、ニューズウィーク日本版ウェブの本連載をまとめた『ビジネス教養としての最新科学トピックス』(2023年、集英社インターナショナル)がある。分担執筆に『ニュートリノ』(2003 年、東京大学出版会)、『科学ジャーナリストの手法』(2007 年、化学同人)、『AIとSF2』(2024年、早川書房)など。

サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

大成長の甘味料市場 日本における「甘味」の歴史とリスク

<「太る」「糖尿病になる」と砂糖がマイナス面を取り沙汰される一方、虫歯になりにくかったり、カロリーが低いことで需要が高まっている甘味料。一般

2023.03.07
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

DNA解析から縄文人度の高い地域を探れば、肥満や喘息になりやすい県民も分かる?

<東京大学大学院理学系研究科の渡部裕介特任助教と大橋順教授の研究により、縄文人と渡来人の混血度合いには地域差があることが分かった。最も縄文人

2023.02.28
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

H3ロケット「中止か失敗か」論争、若田宇宙飛行士の船外活動 2つのJAXA記者会見に参加して思うこと

<H3ロケットは、日本の大型ロケット開発の歴史においてどのような位置付けなのか。同日に行われた記者会見で若田光一宇宙飛行士が語ったこととは。

2023.02.21
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

既存の薬から見つかった「脳食いアメーバ」の特効薬 未承認薬、適応外薬をめぐる日本のスタンスは?

<致死率90%以上とされるアメーバ性脳炎を概観し、別の感染症の薬を治療に転用することについて考える> 感染症のうち人を死に至らせる可能性のあ

2023.02.14
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

バレンタインに知っておきたい、チョコレートの甘くない歴史とトリビア

<カカオに含まれる成分の健康効果だけでなく、GABAや乳酸菌を配合した機能性食品としても注目されるチョコレート。日本とチョコレートの接点は江

2023.02.07
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

地球内核の回転スピードが落ちている? 自転とうるう秒の謎にも関連

<北京大の研究チームは「過去10年間で地球内核の回転が止まり、逆回転している可能性がある」と指摘した。自転とは異なる内核の回転は、1日の長さ

2023.01.31
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

過去10年で最多のスギ花粉? 本格化前に知っておきたい花粉症の歴史と最新治療法

<花粉症の歴史は、紀元前1800年代のバビロニアの書物にまで遡ることができる。日本で初めて報告されたのは? スギ花粉症が急に増えた理由は? 

2023.01.24
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

体の左右非対称を決めるのは、化学物質ではなく「力」と判明

<2つの新技術「超解像顕微鏡」「光ピンセット」を駆使した理研グループの研究によって、哺乳類の発生初期に体の左右の違いを決めるシグナルが「機械

2023.01.17
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

赤ちゃんの「もぞもぞ動き」は、将来複雑な運動を習得するための準備であることが明らかに

<赤ちゃんの感覚と運動の間にどのような情報が流れているのか──定量的な測定の難しさからその関係を科学的に説明するのは困難とされてきたが、東大

2023.01.10
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

飼い主や同居ネコの名が分かる? 2022年に話題となったネコにまつわる研究

<飼い猫、野良猫として身近な存在のネコだが、イヌに比べると科学的な研究や調査は多くない。そんな中でも今年話題となった研究やネコにまつわるエピ

2022.12.27
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
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2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

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