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環境問題中国、暖冬でPM2.5など大気汚染の発生リスク高まる可能性
2017年9月4日(月)15時13分
9月3日、中国の環境保護省は、地球温暖化の影響で今年の秋と冬の気候が例年よりも温暖で多湿となることから、スモッグの発生リスクが高まる可能性があるとの見通しを示した。写真は2月に北京で発生したスモッグの中走る自動車の様子(2017年 ロイター/Jason Lee)
中国の環境保護省は、地球温暖化の影響で今年の秋と冬の気候が例年よりも温暖で多湿となることから、スモッグの発生リスクが高まる可能性があるとの見通しを示した。3日にウェブサイトで警告した。
同省は先月、大気汚染対策の目標達成に向け、今年10月から来年3月にかけて、国内28都市で大気汚染物質「PM2.5」の平均濃度を前年比で15%以上減らす方針を示していた。
同省は3日、警報システムの改善に取り組むほか、排出量削減に向けた緊急措置の導入を加速させる方針も表明。予報期間も現在の7日間から10日間に拡大する方針とした。
「深刻な汚染が国民の心臓や肺に到達することが懸念されている。環境保護省はこの問題を最優先課題として全力で取り組む」としている。
[上海 4日 ロイター]
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