最新記事

映画俳優

顔激変を酷評されていた元祖ラブコメ女王、8年ぶり復帰作の予告編に「面影取り戻した」の声相次ぐ...往年のファン歓喜

2023年10月30日(月)13時55分
千歳香奈子
メグ・ライアン

メグ・ライアン(2019年4月、ロサンゼルス) Kathy Hutchins-Shutterstock

<来月19日に62歳となるメグ・ライアンが映画『What Happens Later』で8年ぶりに女優復帰する。熟年男女のラブストーリーを描く作品で好演し、完全復活をアピール。予告編を見たネットユーザーからも期待の声が>

アラ還になった元祖ラブコメの女王メグ・ライアンが、11月3日(日本公開未定)に公開される大人のロマンティックラブコメディ映画『What Happens Later』で8年ぶりに女優復帰する。久々に公の場に登場した今年5月には顔の激変で「認識不能」「別人」とネットを騒がせたが、お得意のラブコメでかつての面影を取り戻したと話題になっている。

【写真】【動画】8年ぶり女優復帰で「かつての面影を取り戻した」と評判のメグ・ライアン、今年5月には顔の激変が話題に

『恋人たちの予感』『ユー・ガット・メール』『めぐり逢えたら』など数々の作品でヒロインを演じ、80年代後半から90年代にかけて一世を風靡するも、2000年代に入ってからは不倫スキャンダルや度重なる美容整形の影響でキャリアが低迷。この20年ほどは仕事が激減し、代表作にも恵まれず、2015年に公開された監督デビュー作『涙のメッセンジャー 14歳の約束』を最後にハリウッドの表舞台から姿を消していた。

 

しかし、昨年大ヒットした『トップガン』の続編『トップガン マーヴェリック』にカムバックしなかったことを残念がる声が続出するなど今なお根強いファンは多く、8月末にオーバー60の恋愛模様を軽快に描いた『What Happens Later』の予告編が公開されると変わらぬキュートな笑顔に往年のファンは歓喜。顔の変化に対する厳しい批判から一転し、「成熟したメグに会えるのが楽しみ」「ずっと待っていた」「メグは今も美しく、本来の姿に戻るのを見ることができて嬉しい」と期待する声が相次いだ。

ブランクを感じさせない好演で完全復活をアピール

監督・共同脚本も務めた同作の公開を前にさまざまなメディアに登場しているメグは、長期休暇を取った理由を「人間として成長したい部分がたくさんあると感じた」と説明している。さらに人生で大切にしたいことの一つとして元夫との間の31歳の息子と離婚後に養子に迎えた18歳の娘の存在をあげ、「子どもたちのことを知ることが喜び」だと話し、母親としての生活に集中していたことも明かした。

充電期間を経て取り組んだのは、『X-ファイル』などで知られるデビッド・ドゥカビニーとタッグを組んだ熟年男女のラブストーリー。ばったり再会した元カレと大雪のため閉鎖された空港で一晩一緒に過ごす羽目になる女性を好演し、ブランクを感じさせない等身大の演技で完全復活をアピールした。

宣伝のために出演したトーク番組ではブロンドボブのカーリーヘアに黒のミニ丈ワンピースとミリタリーブーツ姿で、全盛期と変わらぬイメージを印象付けた。「女優業をライフスタイルではなく、仕事として考えられるのはいいこと」と話すメグは、来月19日に62歳の誕生日を迎える。メグらしさが戻ってきたと沸くファンたちは、ラブコメ女王への返り咲きを心待ちにしている。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


社会的価値創造
「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、中距離弾でウクライナ攻撃 西側供与の長距離

ビジネス

FRBのQT継続に問題なし、準備預金残高なお「潤沢

ワールド

イスラエル首相らに逮捕状、ICC ガザで戦争犯罪容

ビジネス

貿易分断化、世界経済の生産に「相当な」損失=ECB
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    【ヨルダン王室】世界がうっとり、ラジワ皇太子妃の…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 5

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…

  • 4

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 5

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること