- HOME
- 映画監督
映画監督
ニューズウィーク日本版『映画監督』に関する記事一覧
『砂の器』のラストで涙の堰が一気に切れ、映画にしかできないことを思い知る
<映画を観ながら号泣したのは、野村芳太郎監督の『砂の器』が初めて。映画は、社会や政治の矛盾や不正の告...
映画『天上の花』に見る昭和の詩人・三好達治 愛と暴力のフォルムは、滅びゆく大日本帝国の写し絵
<戦意高揚詩を量産した三好達治。あくまでも創作だが、この作品での、妻を愛するが故に暴力衝動を抑えられ...
自閉症の妹を売って生きる... 文句なしの問題作『岬の兄妹』が見せる今の邦画に足りないもの
<映画宣伝に付き物の「問題作」「衝撃作」というフレーズも、この作品にかかれば全く誇張ではない> コ...
「圧倒的なリアルはびくともしない」ご都合主義も吹き飛ばす骨太な映画『やまぶき』
<韓国で乗馬競技のホープだったユン・チャンスが岡山県真庭市で暮らしている理由も、女子高生の山吹が「サ...
ホームレス女性殺害事件がモチーフの『夜明けまでバス停で』 直近の現実を映画で描く葛藤
<20年11月に東京・渋谷のバス停でホームレス女性が殺害されて2年。設定は大きく変えているが、この凄...
失踪した夫を待つ2人の女 映画『千夜、一夜』に見る理不尽と不条理
<水産加工場で働きながら30年も夫の帰りを待つ登美子と、2年前にふらっと出て行った夫を待つ奈美。同じ...
人間の内なる闇と光をホラー映画『来る』に見る
<現在と過去、子供と大人、出産と死、ギャグとホラー。あらゆる対位が弁証法的に物語を紡ぐ> 子供の頃...
フランス人監督が短編映画で描く日本人の死生観 なぜ高野山で撮ったのか?
<作品のテーマは「自発的な失踪」。高野山に伝わる伝説が物語のプロットに> フランス人映画監督J.B...
性的少数者の苦しみより、喜びを描く『エニシング・イズ・ポッシブル』の爽やかな新しさ
<ビリー・ポーターの初監督作品は、トランスジェンダーの日常がテーマ。古き青春映画の精神を現代的なキャ...
あきれるほど殴る蹴る ちぐはぐで奇天烈、でも刺激的な映画『けんかえれじい』
<二転三転するアイロニーは新藤兼人の脚本と監督・鈴木清順の美学の衝突か> 大学の映研で8ミリ映画を...