バンス次期米副大統領と中国の韓正副主席が会談...フェンタニルや貿易を協議
JD Vance Holds Talks With China's Vice President Before Trump Inauguration
麻薬対策に関する中国の「言い分」
トランプ氏の政権移行チームはプレスリリースで、バンス氏と韓氏の会談を発表し、「フェンタニル、貿易均衡、地域の安定など幅広い議題について話し合った」と述べた。
この会談は、昨年の選挙でトランプ氏と共に勝利を収めて以来、バンス氏が単独で行った最も注目される会合となる。
トランプ氏はすでに、中国で生産されたすべての商品に最大60%の関税を課す可能性を示唆している。しかし、トランプ氏が財務長官に指名したスコット・ベッセント氏は、関税は主に交渉手段として使用されると述べている。
フェンタニル問題はワシントンで重要な議題となっており、中国は主要な供給源とされている。一部の反対派は中国政府がフェンタニルの製造と流通を抑止するための十分な努力をしていないと批判している。
中国大使館の広報担当者は昨年、本誌に対し、中国が実施している原料化学物質の製造対策を含む麻薬対策について、「世界で最も強い決意、最も徹底した政策、そして最良の実績を誇る」と述べた。
アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、フェンタニルなどの合成オピオイドはアメリカにおける薬物過剰摂取死の70%を占めており、その数は増加している。
トランプ氏は1月17日、中国の習近平国家主席と電話会談を行い、TikTokを含む多くの問題について意見を交換していた。