捕虜の80%が性的虐待の被害に...爪に針を刺し、犬に噛みつかせるロシア軍による「地獄の拷問」
THE STORY OF KIRILL, A RUSSIAN PRISONER
7月5日、ウクライナ西部の古都リビウのバスターミナルにアンナとスビャトスラフ、ラリーサがいた。持ってきたのは10個の荷物。1人では運べないほど重いかばんをベルリン行きの長距離バスに押し込んだ。
国境ではポーランドの入国審査が入念で、長時間待機することになった。アンナはベンチに座り、最近キリルから来たメールを見せてくれた。
キリル〈ハニー、僕は元気だ。君と僕たちの恐竜(息子)を愛している。そこへ行って、抱きしめたい〉
アンナ〈こちらは大丈夫よ。脚はどうしたの?〉
キリル〈問題ない。いつも君のことを考えている〉
キリルは仲間が隠し持っていた携帯電話を借りてメールを送った。その携帯電話もオレニフカを出る時に没収され、この6月20日のメールが最後のやりとりになった。
2人が出会ったのは21年。母親同士が知り合いで、お見合いのような形で紹介された。翌年2月、ロシア軍による侵攻が始まったとき、キリルは製鉄所の工員として働いていた。
家族と共に地下壕で過ごすうち、「自分だけここで座っているわけにはいかない」と考え、アゾフ大隊に参加した。アンナは強く反対したが、キリルの意思は固かった。
国境で待つこと6時間。日付が変わる頃にやっと検問所を越えることができた。アンナは憔悴し「まるで『イカゲーム』ね」とこぼした。当時話題の韓国ドラマのように、進むも地獄、残るも地獄と感じたようだ。ドイツに入る頃に朝日が昇り、アンナは車内で授乳をした。
「いつもこの子が私に力を与えてくれる」。そう、自分を励ましていた。
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