トランプ前大統領が「自前SNS株」で巨額損失...有罪評決後に失った額とは?
トランプのSNS株下落は大統領選にどう影響するか PHOTO ILLUSTRATION BY OMAR MARQUESーSOPA IMAGESーLIGHTROCKET/GETTY IMAGES
<不倫口止め料の不正処理をめぐる裁判で有罪評決を受けた後、株価が急落したSNS「トゥルース・ソーシャル」。選挙費用も苦境?>
トランプ前米大統領は、自身が立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル(TS)」の運営会社の株価下落で巨額を失った。
運営会社のトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)の株価は6月17日、6.29%値下がりした。
TSは、トランプが米連邦議会議事堂襲撃事件に関する投稿でツイッター(現X)とフェイスブックから追放された約1年後の2022年2月に公開された。
TMTGは今年3月に、特別買収目的会社(SPAC)と合併して上場。トランプはTMTGの株式の65%近くを保有しており、同社の株価が下落したことで、トランプが保有する株式の価値は約2億6700万ドル(約420億円)減少した。
TMTGの株価は、5月にトランプが不倫口止め料の不正処理をめぐる裁判で有罪評決を受けた後、急落していた。選挙費用で訴訟費用を賄う苦境に陥っていたトランプにダメ押し?