イラン、新型弾道ミサイル「ハイバル」発射実験に成功 射程2000キロでイスラエルと米国の基地が射程内に
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イラン国営メディアは25日、射程距離2000キロメートルの新型弾道ミサイルの発射実験に成功したと報じた。イスラエルと米国の基地が射程内に収まるとしている。写真はイランが公開した射程距離2000キロメートルの新型弾道ミサイル「ハイバル」(2023年 ロイター/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS)
イラン国営メディアは25日、射程距離2000キロメートルの新型弾道ミサイルの発射実験に成功したと報じた。イスラエルと米国の基地が射程内に収まるとしている。
国営イラン通信(IRNA)によると、このミサイルは液体燃料型で、イスラム教の初期にイスラム戦士が制圧したユダヤ人の城にちなんで「ハイバル」と名付けられた。
国営テレビによると、同ミサイルは1500キログラムの弾頭の搭載が可能な弾道ミサイル「ホラムシャハル4」の改良型。国営テレビは新型ミサイルの発射とする数秒間の映像を放映した。
イランは「防衛的」ミサイル計画をさらに発展させると表明。アシュティアーニ国防相は「敵対国に対するメッセージはイランは自国とその成果を守るということだ。友好国に対してはイランは地域の安定に貢献するというメッセージを発する」と述べた。
イスラエル軍の報道官は、軍はこうした事案についてコメントしないとしている。
米国務省のミラー報道官は、イランによる弾道ミサイル開発は地域および国際安全保障に深刻な脅威をもたらすという認識を示した。
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