台湾、米ボーイング製対艦ミサイル「ハープーン」400発購入へ
台湾は米ボーイング製対艦ミサイル「ハープーン」400発を購入すると、ブルームバーグニュースが17日、米台ビジネス評議会(USTBC)のルパート・ハモンド・チェンバース会長や関係者の話として報じた。写真は2022年8月、米国製対艦ミサイルを搭載する空軍兵士ら。台湾・花蓮の空軍基地で撮影(2023年 ロイター/Ann Wang)
湾は米ボーイング製対艦ミサイル「ハープーン」400発を購入すると、ブルームバーグニュースが17日、米台ビジネス評議会(USTBC)のルパート・ハモンド・チェンバース会長や関係者の話として報じた。台湾を巡っては中国からの脅威が高まっている。
報道によると、今回の取引を通じて台湾は初めて移動式の陸上発射型ミサイルを手にすることになるという。台湾はこれまで海上発射型ミサイルを購入していた。
米国防総省は4月7日に11億7000万ドル規模の対艦ミサイル400発の契約を発表したが、購入者は明らかにしなかった。生産は2029年3月までに完了する予定だと説明していた。ブルームバーグは、台湾に売却したと報じた。
国防総省は、この契約について直接のコメントを控えているが「米国は、台湾が十分な自衛力を維持できるよう必要な防衛備品の活用を可能にしている」と述べた。
台湾は2020年、軍の近代化の一環としてボーイング製の地上配備型対艦ミサイル「ハープーン」の購入を計画していると発表していた。