「タンポン不足はトランスジェンダーのせい」──米下院議員が得意の陰謀論を主張
Marjorie Taylor Greene Claims Tampon Shortage Fueled by Transgender People
ツイッター上では、グリーンによる13日夜の発言を収めた動画を4万人以上が視聴。多くのユーザーから反発を受けた。
「(タンポンが)男性用トイレに置かれているせいだと彼女は言っている。彼女が言うべきなのは、問題は材料不足だということだ。彼女がああいうひどい嘘つきでなかったらね。あなたの作り話は、真実によって無効にされたほうがいい」。@JanetJoTrueBlueはこうツイートした。
「いや......違うよ。不足しているのは原材料が不足しているからで、その原因は、言うまでもなく輸送の問題にある。それはパンデミックがもたらしたもので、まだ解消されていない」と、@RendarSelinは書いている。
グリーンは過去にも、LGBTQコミュニティを攻撃する発言をして批判を浴びている。2月には、陰謀論者アレックス・ジョーンズの番組「インフォウォーズ(Infowars)」に出演した際に、トランスジェンダーとノンバイナリー(男とも女とも決められない、決められたくない人)に「対抗する」ためには暴力の脅しが必要だと言っているともとれる発言をした。また、米国におけるLGBTQの権利拡大を意図する法律について、「トランスジェンダーの権利が、女性の権利よりも上になる」と警告してきた。
13日夜、グリーンの広報担当者は本誌の取材にこう回答した。「タンポンが男性用トイレに置かれるようになっていることは、十分に裏づけがとれている」
(翻訳:ガリレオ)
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