医学的な意味はゼロ? 外国人に対する中国の「肛門PCR検査」、その理由と実態
中国限定か
上海に空路で入国する旅行者は、搭乗機で5人を超える陽性者が出た場合、必ず肛門検体採取を含めた全面的な検査を受ける必要がある、と国営メディアが疾病対策センター職員の発言を引用して報じた。感染流行地からの旅行者や、入国時に陽性となった人も、全てそうした検査の対象になるという。
肛門検査は中国に入国する全外国人に強制されることはないが、北京を訪れる外国人は必ず受けなければならない、と北京大興区の感染対策部門の職員が、共産党機関紙人民日報系の環球時報に語った。
この職員は「肛門検査のやり方がよく分からない人がいれば、われわれ職員が助け船を出して説明する」と述べた。
肛門検査は、中国限定というわけでもない。スペイン北西部のガリシア自治州でも、入院患者の一部や少数の新生児、鼻孔から検体採取できない精神疾患を持つ人などに対して行われている。
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