大統領選は騒乱の合図? 一方的な勝利宣言や不正投票疑惑の炎上と暴力を止められるのか
'Very Problematic': Zuckerberg on Potential for Civil Unrest After Election
トランプは7月、ツイッターに「全米で郵便投票を導入すれば(不在者投票ではない。それはいい)、2020年の選挙は歴史上最も不正確で不正にまみれたものになるだろう」と投稿。さらに「アメリカにとって大きな恥になる。国民が適正に、安全に投票できるようになるまで、選挙を遅らせてはどうか?」と書き込み、物議を醸した。
ニューヨーク・タイムズ紙の7月の報道によると、11月3日の投票後、トランプが選挙結果の正当性にケチをつけるためにやりそうな幾つかの事態にフェイスブックも備えていると報じた。例えば、トランプ陣営が「米郵政公社が投函された票をなくした」あるいは「複数のグループが投票を不正に操作した」などと主張した場合を想定して、議論が行われているという。
フェイスブックの製品管理および社会問題解決を担当するナオミ・グレイト副社長は、8月13日付のブログで、フェイスブックは既に「選挙結果をめぐる偽情報が出回る可能性について、積極的に選挙当局者たちと話し合いを行っている」と述べた。
コロナ禍や反差別デモが選挙を複雑に
グレイトはさらにこう続けた。「複数の州の予備選がそうだったように、郵便投票が増えれば、選挙が終わって何日も経たなければ最終的な結果は判明しない。これまでのアメリカの選挙では、投票所が閉まるとすぐに暫定結果が報じられることが多かった。投票プロセスにかかる時間が長くなると、そのことが、選挙結果に不信感を植えつけるために悪用される可能性がある。投票日とその後に、信頼できる情報やニュースをどう提供するかが課題だ」
ザッカーバーグは、フェイスブックの個人アカウントでこう述べた。「2020年の選挙は既に激しい争いの様相を呈している。パンデミックの中での投票や、全米で展開されている反人種差別デモが、その選挙をさらに複雑なものにしている」
「こうしたなか、フェイスブックはこれまで以上にさまざまな措置を講じて、全ての人が安全でいられるように、常に情報を入手することができるようにしていく。そして最終的に全ての人が、投票という最も重要な場で意見を表明することができるようにしていく考えだ」
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