ナワリヌイはやはり「毒を盛られた」、だが生きている
German Doctors Refute Russia, Say Opposition Leader Navalny Was Poisoned
アンゲラ・メルケル首相の報道官シュテフェン・ザイベルトは8月24日に報道陣の前で、「われわれが対応している患者は、毒を盛られた可能性がきわめて高い」と語った。「毒物による攻撃だったことはほぼ確実と見られるため、警護が必要だ」
ナワリヌイは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を批判していることで知られる。ナワリヌイの異変については8月20日、ナワリヌイの広報担当者であるキラ・ヤルミシュが公開した一連のツイートで最初に伝えられた。
「アレクセイ(ナワリヌイ)は、茶に毒を盛られたとわれわれは推測している。当日の朝から、彼はそれしか飲んでいなかった。医師たちの話では、熱い液体により毒物の吸収が速まったようだ」とヤルミシュはツイッターに書いている。
ナワリヌイは最初シベリアの病院で治療を受けていたが、ロシアの医師が信用できない家族と友人からの要望を受け、ドイツに移送された。
ナワリヌイを治療していたシベリアの病院は、毒を盛られたとの主張に異を唱えていた。8月21日には、同病院の副主任アナトリー・カリニチェンコ医師が、患者の血液や尿からは毒物の痕跡は検出されなかったと述べた。
カリニチェンコは地元の記者に対して、「患者が中毒症状だったとは考えていない」と語ったと、CNNは報じている。
シャリテー病院によれば、ナワリヌイは重体だが、「現時点では命の危険はない」という。
(翻訳:ガリレオ)
<参考記事>ロシア反体制派ナワリヌイ、何度も毒物攻撃を生き延びてきた
<参考記事>ロシアがベラルーシに軍事介入するこれだけの理由
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