米製造業再開の尖兵となったテスラの戦い
Governors All Over the Country Are Duking It Out Over Tesla's Fate
11日にテスラが勝手に工場が再開したことを知ると、郡の保健当局はテスラに郡の規制遵守を求める声明を発表し、規制に従わない場合は「さらなる強制措置」をとる可能性があると述べた。
ニューサムは11日の記者会見で、マスクがフリーモントの工場を再開するつもりだったことを知らなかったと語った。だが迅速な操業再開に向けて、テスラと話し合いを続けてほしいと軍に譲歩を促した。
「テスラに関していえば、私は以前からずっと同社を支持し、その技術を早期に導入した。会社をよく知っているだけでなく、創業者とも長年のつきあいだ」と、ニューサムは言った。「私はテスラのテクノロジー、革新的な精神、リーダーシップに敬意を抱いている。また、郡のレベルで、テスラとの問題を数日中に解決できるのではないかと大いに期待している」
テスラを引き留めるために必死のカリフォルニア州や、誘致に熱意を見せる他の州の前で、アラメダ郡はどんな判断を下すのか注目だ。
(翻訳:栗原紀子)
2020年5月19日号(5月12日発売)は「リモートワークの理想と現実」特集。快適性・安全性・効率性を高める方法は? 新型コロナで実現した「理想の働き方」はこのまま一気に普及するのか? 在宅勤務「先進国」アメリカからの最新報告。