新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(13日現在)
■ 米、新型コロナ感染1264人 死者36人=CDC
米疾病対策センター(CDC)は12日、米国内で確認された新型コロナウイルスの感染者は、東部時間11日午後4時時点で1264人と、前回発表時から277人増えたと発表した。死者は7人増え36人となった。
■ カナダ首相が自主隔離、妻がインフルに似た症状
カナダ政府は12日、トルドー首相の妻、ソフィーさんにインフルエンザのような症状が見られていることを受け、首相が妻とともに自主隔離に入ったことを明らかにした。トルドー首相に症状は出ていないとしている。
■ 英、新型コロナ感染者は最大1万人の可能性=政府首席科学顧問
英政府の首席科学顧問パトリック・バランス氏は12日、英国内の新型コロナウイルス感染総数が現時点で最大1万人に達している公算が大きいとの認識を示した。
■ トランプ氏「東京五輪は1年延期すべき」、新型コロナ流行で
トランプ米大統領は12日、新型コロナウイルスの世界的流行を踏まえ、2020年東京五輪を1年延期することも関係者は検討すべきとの考えを示した。
■ 中国、新型コロナ巡る米批判に反発 「米軍が持ち込んだ可能性も」
中国外務省の報道官は12日、米軍が湖北省武漢に新型コロナウイルスを持ち込んだ可能性があると発言した。証拠は示していない。
■ IMF、新型コロナ対策で「各国が協調を」 救済基金拡充も要請
国際通貨基金(IMF)は12日、加盟国に対し、協調的な新型コロナウイルス対策を要請した。また急速な感染拡大に対応する貧困国支援に向けた寄付も呼び掛けた。
■ トランプ氏、欧州側と事前協議せず 渡航30日間停止巡り
トランプ米大統領は12日、欧州から米国への渡航を30日間停止すると発表したことについて、欧州側と事前に協議する時間がなかったと述べた。一方で、欧州や中国への渡航制限がすぐに解除される可能性があるとの見方も示した。
■ ECBが量的緩和拡大、利下げは見送り コロナ対応で「財政出動を」
欧州中央銀行(ECB)は12日の定例理事会で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による域内経済への悪影響に対応するため、量的緩和政策を年末まで1200億ユーロ拡大すると決定した。ただ政策金利は据え置かれ、市場の混乱につながる可能性もある。
■ 米CDC、欧州29カ国への渡航を「レベル3」に指定
米疾病対策センター(CDC)は12日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、欧州29カ国への渡航警戒レベルを「レベル3」に指定した。不要な渡航を避けるよう呼び掛け、同地域からの外国人の入国を制限する。
■ 新型コロナ大流行、6月までに終息も 各国協調なら=中国専門家
中国政府で疫学者として専門家チームを率いる鐘南山氏は12日、世界各国が協調して対応すれば、新型コロナウイルスの「パンデミック(世界的な大流行)」が6月までに終息する可能性があるとの見解を示した。
*内容を追加しました。

【関連記事】
・一斉休校でわかった日本人のレベルの低さ
・ついにアメリカでも火がついた新型コロナ危機「数百万人が感染しかねない」と米高官
・スペイン、首都マドリードで新型コロナウイルス患者急増 保健当局「医療対応に限界」

アマゾンに飛びます
2020年3月17日号(3月10日発売)は「感染症 vs 人類」特集。ペスト、スペイン風邪、エボラ出血熱......。「見えない敵」との戦いの歴史に学ぶ新型コロナウイルスへの対処法。世界は、日本は、いま何をすべきか。