最新記事

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(13日現在)

2020年3月13日(金)16時15分

■ 米、新型コロナ感染1264人 死者36人=CDC

米疾病対策センター(CDC)は12日、米国内で確認された新型コロナウイルスの感染者は、東部時間11日午後4時時点で1264人と、前回発表時から277人増えたと発表した。死者は7人増え36人となった。

■ カナダ首相が自主隔離、妻がインフルに似た症状

カナダ政府は12日、トルドー首相の妻、ソフィーさんにインフルエンザのような症状が見られていることを受け、首相が妻とともに自主隔離に入ったことを明らかにした。トルドー首相に症状は出ていないとしている。

■ 英、新型コロナ感染者は最大1万人の可能性=政府首席科学顧問

英政府の首席科学顧問パトリック・バランス氏は12日、英国内の新型コロナウイルス感染総数が現時点で最大1万人に達している公算が大きいとの認識を示した。

■ トランプ氏「東京五輪は1年延期すべき」、新型コロナ流行で

トランプ米大統領は12日、新型コロナウイルスの世界的流行を踏まえ、2020年東京五輪を1年延期することも関係者は検討すべきとの考えを示した。

■ 中国、新型コロナ巡る米批判に反発 「米軍が持ち込んだ可能性も」

中国外務省の報道官は12日、米軍が湖北省武漢に新型コロナウイルスを持ち込んだ可能性があると発言した。証拠は示していない。

■ IMF、新型コロナ対策で「各国が協調を」 救済基金拡充も要請

国際通貨基金(IMF)は12日、加盟国に対し、協調的な新型コロナウイルス対策を要請した。また急速な感染拡大に対応する貧困国支援に向けた寄付も呼び掛けた。

■ トランプ氏、欧州側と事前協議せず 渡航30日間停止巡り

トランプ米大統領は12日、欧州から米国への渡航を30日間停止すると発表したことについて、欧州側と事前に協議する時間がなかったと述べた。一方で、欧州や中国への渡航制限がすぐに解除される可能性があるとの見方も示した。

■ ECBが量的緩和拡大、利下げは見送り コロナ対応で「財政出動を」

欧州中央銀行(ECB)は12日の定例理事会で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による域内経済への悪影響に対応するため、量的緩和政策を年末まで1200億ユーロ拡大すると決定した。ただ政策金利は据え置かれ、市場の混乱につながる可能性もある。

■ 米CDC、欧州29カ国への渡航を「レベル3」に指定

米疾病対策センター(CDC)は12日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、欧州29カ国への渡航警戒レベルを「レベル3」に指定した。不要な渡航を避けるよう呼び掛け、同地域からの外国人の入国を制限する。

■ 新型コロナ大流行、6月までに終息も 各国協調なら=中国専門家

中国政府で疫学者として専門家チームを率いる鐘南山氏は12日、世界各国が協調して対応すれば、新型コロナウイルスの「パンデミック(世界的な大流行)」が6月までに終息する可能性があるとの見解を示した。

*内容を追加しました。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・一斉休校でわかった日本人のレベルの低さ
・ついにアメリカでも火がついた新型コロナ危機「数百万人が感染しかねない」と米高官
・スペイン、首都マドリードで新型コロナウイルス患者急増 保健当局「医療対応に限界」


20200317issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月17日号(3月10日発売)は「感染症 vs 人類」特集。ペスト、スペイン風邪、エボラ出血熱......。「見えない敵」との戦いの歴史に学ぶ新型コロナウイルスへの対処法。世界は、日本は、いま何をすべきか。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米バークシャー、24年は3年連続最高益 日本の商社

ワールド

トランプ氏、中国による戦略分野への投資を制限 CF

ワールド

ウクライナ資源譲渡、合意近い 援助分回収する=トラ

ビジネス

ECB預金金利、夏までに2%へ引き下げも=仏中銀総
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 5
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中