覆面禁止法でさらに、香港デモ隊の怒りの炎は燃え上がる
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香港デモの開始から4カ月。香港政府は10月4日、立法手続きを省略する緊急法と抗議活動を牽制する覆面禁止法を制定した。
デモ隊の怒りはさらに燃え上がり、地下鉄駅の入り口に放火した。一見無軌道な「暴徒」は今なお市民に支持されている。
民主化への渇望と政府への絶望が共有されているからだ。
<本誌2019年10月15日号掲載>
※10月15日号(10月8日発売)は、「嫌韓の心理学」特集。日本で「嫌韓(けんかん)」がよりありふれた光景になりつつあるが、なぜ、いつから、どんな人が韓国を嫌いになったのか? 「韓国ヘイト」を叫ぶ人たちの心の中を、社会心理学とメディア空間の両面から解き明かそうと試みました。執筆:荻上チキ・高 史明/石戸 諭/古谷経衡