マイケル・ジャクソンの「被害者」が、少年だった頃の性的虐待を赤裸々告白
Michael Jackson Accuser James Safechuck Describes Abuse
「性器をお湯に漬けたのを覚えている。おしっこが出にくくて、出やすいようにとマイケルがお湯を入れたコップを持ってきたんだ。おしっこができなかったこと以外に、嫌な思いをした記憶はない。ある種の絆ができたような感じだった。このツアーが性的な関係のはじまりだった」
ジャクソンは、セイフチャックが彼にフレンチ・キスを教えたと主張していたそうだ。彼らは二人の間だけの合図を決めていた。相手への性的愛情を伝えるには、手をつないで手のひらを引っ掻き合うという合図だ。
「マイケルは、性行為をした相手は僕が初めてだと言っていた」とセイフチャックは言う。「マイケルは最もビッグなエンターテイナーで天才だ。その天才が僕を特別だと考えている。嬉しいに決まっているだろう?」
またセイフチャックは、マイケルから前かがみになって尻を見せて欲しいと言われ、それを見てマイケルがマスターベーションをしていたとも語った。もう一人の被害者、ウェイド・ロブソンも同様の主張をしている。
セイフチャックはさらに、マイケルが自分との性的行為が見つからないようにするためどれほど用心深かったかも詳細に語った。「彼は何度も僕に練習をさせた。ホテルの部屋にいる時に誰かが入ってくるという設定で、彼が合図をしたら僕は音を立てずにできる限り早く服を着なければならなかった」と、彼は映画の中で語っている。「誰かに見つかったら彼の人生も、僕の人生も終わりなんだと何度も言われた」
ネバーランドの邸宅内で「毎日」
マイケルはセイフチャックを家族から引き離すことにも苦心したという。母親をはじめ、女性がいかに邪悪な存在かを彼に説いたというのだ。「だから自分の両親は悪い人、マイケルはいい人だと考えるようになっていった」と彼は言う。
性的虐待は、マイケルが1988年にネバーランド牧場を購入した後も続いた。「毎晩、彼の主寝室のベッドの隣にあるクローゼットの中に毛布を敷いて寝るのがきまりだった。そうすれば誰かが来て寝室の戸を開けても、すぐには見つからずにすむ」とセイフチャックは言う。「キスもしたし、互いに性器を擦りつけ合ったりもした。オーラル・セックスもした。その後はマイケルが僕に自分の乳首を吸うように言って、彼が自分で終わっていた」
邸内のさまざまな場所で性的行為を行った、とも言う。アメリカン・インディアン風のテントやアーケード、ジャクジー、3階の屋根裏のおもちゃ部屋、ゲストハウス、映画館や、テーマパークのお城や列車の駅の上にある小さな寝室などの場所だ。
「性的行為は毎日あった」とセイフチャックは言う。「こう言うと気持ち悪いが、初めて恋人ができてやりまくるのに似ている」
マイケルの遺産管理団体は、セイフチャックの主張はつくり話だとし、作品に抗議している。
マイケルは生前にも児童に対する性的虐待容疑で2度起訴され、2度とも金を払って示談にしている。一方、セイフチャックとロブソンは裁判の過程で、マイケルの弁護側証人として「虐待はなかった」と証言したこともある(関連記事:本誌2019年3月12日号)。
(翻訳:森美歩)
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