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ブレグジットで人材難の英国、産業界にようやく自動化の波

2018年10月21日(日)17時20分

レディッチから北西に64キロ離れたテルフォードにあるアバラフーズの工場で操業担当のディレクターを務めるフィリップ・デビッドソン氏によれば、同工場では7年前に比べ、1000人の従業員数は変わらないものの、処理可能な鶏肉量は2倍に増えたという。

「現在のシステムでは、1時間に2万1000羽を処理できる」とデビッドソン氏。「人間の手ではこうはいかない、不可能だ」

アバラフーズでは今年初めて、食品科学の学位取得につながる研修プログラムに参加する実習生を採用した、と同氏は語る。

同工場では生産性が高いため、従業員の給与は業界でも上位4分の1の水準に入っているとデビッドソン氏は言う。

英国人労働者を探すことは以前から困難だったが、今では欧州大陸からの労働者も稀少になっているという点で、デビッドソン、ハーグ、カニンガム3氏の意見は一致している。「ブレグジットが影響を与えたのは明らかだ」とデビッドソン氏は語った。

(翻訳:エァクレーレン)



David Milliken

[レディッチ(イングランド) 14日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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