中国商務次官「米国は中国の首にナイフを突き付けている」 貿易交渉再開は米国次第
2018年9月25日(火)17時54分
中国共産党機関紙・人民日報傘下の有力国際情報紙「環球時報」は25日付の社説で「中国は強大な国であるため、中国との対立は経済的であれ軍事的であれ、膨大な犠牲が伴う」と主張。「従って、中国と平和裏に共存することが、米国を含む各国にとって魅力的な展望だ」と指摘した。
王次官との記者会見に同席した商務省の傅自応次官(国際貿易交渉代表)は、米国が米中貿易によって、中国よりも多くの利益を得ているとの見解を示した。
工業情報省の羅文次官は会見で、貿易摩擦がリスクやコストを高める恐れがあるとして、一部外国企業が中国から撤退し、別の場所に移ることを検討していることは認識していると述べたうえで、中国政府は外国企業のニーズに対応し、税負担の軽減に取り組んでいると説明した。
また、貿易戦争は世界のサプライチェーンを混乱に陥らせるリスクがあると指摘した。
中国政府高官らは、米政府が主張するような、外国企業に中国合弁会社への技術移転を強制してはいないとあらためて主張した。
[ロイター]
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