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朝鮮半島情勢

世界で最も軍事化された朝鮮半島の南北軍、軍事力を比較すると

2018年6月19日(火)17時00分
トム・ポーター

北朝鮮は保有するミサイル(主に旧ソ連製のスカッドミサイルの改良型で一部は核弾頭の搭載が可能)の大部分を、韓国の複数の都市、特に北朝鮮からわずか55キロしか離れていない首都ソウルに向けて配備している。

対する韓国の主な強みは、同盟国アメリカの保護下にあるということだ。韓国には2万8500人規模の米軍部隊が常駐している。アメリカの軍事力に比べれば、北朝鮮の軍事力など微々たるものだ。

全米科学者連盟によれば、アメリカが保有する核弾頭は6800発。このうち4000発がが配備されている。対して北朝鮮が保有していると主張する核弾頭は60発だ。

アメリカの現役兵力は130万人。軍の予算は世界でも最高水準にあり、兵士たちは最新の装備を携帯し厳しい訓練を受けている。一方で北朝鮮の兵士は栄養状態が悪く、脱北した兵士たちは兵役に服していた間、常に空腹状態だったと言っている。

米朝間の緊張はこのところ緩和の兆しが見られ、米韓合同軍事演習の一部は中止になった。それでもアメリカ、北朝鮮と韓国の兵士たちは、攻撃の最初の兆候で応戦できるよう、戦闘態勢を整えている。

(翻訳:森美歩)

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