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中国外交中国の習主席が比ドゥテルテ大統領と会談、二国間関係の完全回復に期待
10月20日、中国の習近平国家主席は、フィリピンのドゥテルテ大統領と北京で会談し、今回の歴史的な訪中によって両国の関係が「完全な回復」に向かうことを期待すると語った。写真は北京人民大会堂でのドゥテルテ大統領歓迎式典の模様(2016年 ロイター/Thomas Peter)
中国の習近平国家主席は20日、フィリピンのドゥテルテ大統領と北京で会談し、今回の歴史的な訪中によって両国の関係が「完全な回復」に向かうことを期待すると語った。
両国は南シナ海の領有権をめぐり対立している。
習主席は会談で、中国とフィリピンは同胞であり、双方は争いに適切に対処できると述べた。南シナ海問題について具体的に言及することはなかった。
一方のドゥテルテ大統領は、両国の結束のルーツを容易に断ち切ることはできないと述べ、関係改善を望む姿勢を強調した。
ドゥテルテ氏は18日、フィリピン経済界の代表ら少なくとも200人と共に北京に到着。米国との長年にわたる同盟関係が悪化する中、新たな通商関係の構築を目指している。
南シナ海の領有権をめぐっては、7月に仲裁裁判所が中国の主張を退ける判断を示したが、中国はこの判断の受け入れを断固拒否している。