イギリス&EU、予想される破局のシナリオ、ワースト10
2016年6月27日(月)22時26分
(10)喧嘩別れ
英国の次期政権は一切交渉せずにEUと決別する。50条を発動して2019年に法的に離脱することができる。2年間の通告期間を無視して直ちに離脱し、EU条約の義務を回避することも可能だ。国際法における英国の信頼は損なわれる。しかしEUがこれを防ぐ手立てはない。
EUは貿易面や域内に住む英国人を巡って復讐に出る可能性があるが、欧州経済と欧州市民に辛い影響が及ぶだろう。しかしEU指導者は、離脱後の英国に大きな顔をさせると、他のEU諸国の愛国主義勢力を勢いづかせると恐れている。
(「相互確証破壊」をちらつかせた後に緊張緩和、と言ったところ)
[ブリュッセル 26日 ロイター]

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着