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テロ

女の自爆が西欧にとって大問題なわけ

2015年11月19日(木)16時28分
ジャック・ムーア

 パレスチナ過激派は00~05年の第2次インティファーダ(抵抗運動)で、イスラエル人を標的にした自爆テロに女性を駆り出した。イラク出身の女性テロリスト、サジダ・リシャウィは05年、ヨルダンの首都アンマンのホテルで行われた結婚披露宴で自爆テロを実行しようとした。

 テロ対策専門家によると、女性が残虐なテロに駆り出されるのは、警戒されずに標的に接近しやすいメリットがある上、女性の凶行は衝撃が大きく、メディアが派手に取り上げてくれるからだ。社会を震撼させ、人々に恐怖心を植え付ける効果も大きい。

「(女性の自爆テロは)テロリストに対する一般の人々の認識を変える」と、マジョランは言う。「いかつい男や過激な若者だけの凶行ではなくなり、疑心暗鬼に陥ってしまう」

 ISISはこれまで女装した男に自爆テロをさせることはあっても、テロ攻撃に女性を使うことはなかった。

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