初のダウン症モデル起用、ヴィクシー製品が抱える問題は解決するのか?
モデルのソフィア・ジラウ。プエルトリコ出身の24歳でダウン症を持つ
<単なるパフォーマンスで終わらない、真の変化を起こしてほしい。でも米国のリアルな女性の気持ちと体型とはまだまだ距離がありそう>
プエルトリコ出身のソフィア・ジラウは、米大手ランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレットにとって初めてのダウン症モデルとして名を残す。新しいキャンペーン「Love Cloud Collection(ラヴ・クラウド・コレクション)」に起用され、ヴィクトリアズ・シークレットの「新しいタイプの天使」になった。
ラヴ・クラウド・コレクションのショーに出演するモデルはソフィアの他にも17人選ばれている。NYファッションウィークやPeople、Vogue Mexicoのモデルとして活躍する24歳は、自分を「限界のない」モデルとして見てくれたVictoria's Secretへの感謝をインスタグラムで伝えた。
ソフィアがモデルとしてデビューしたのは2019年。その後、さらに大きなチャンスを求めてプエルトリコから米国へ渡った。2020年にNYファッションウィークでランウェイデビューを果たした。当時ソフィアは雑誌Peepleに、「小さい頃鏡を見て『私はモデルとビジネスウーマンになるんだ』って言っていた」と語っていた。
ソフィアはヴィクシーモデルになる夢を見たことがあるそうで、ひたむきに努力を重ねてきた。時にはダウン症でモデルの仕事をすることに心無い批判を受けることもあったが逆境にも負けずに、むしろ自分の個性をさらけ出すポジティブな力で世界を圧倒した。