最新記事

ライフスタイル

「ヒュッゲ」の次は「パンツドランク」! 北欧ライフスタイルの新トレンドは下着姿で自分を甘やかす

2018年6月12日(火)16時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

ストレスフリーな状態で最大限にリラックスしてお1人様時間を楽しもう(写真はイメージ) g-stockstudio-iStock

<2018年の世界幸福度ランキング1位のフィンランド発祥のスタイル。これならすぐに実践できそう>

「パンツドランク」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

一日中ホットチョコレートを飲みながら毛布にくるまってダラダラ過ごすことを正当化する「ヒュッゲ」、文字通りまったく何もしないことをよしとする「フヤカ」、気分の上がらないお誘いへの断り文句として使い勝手のいい「コーザゴーフ」の次に注目されている、北欧発の新たなライフスタイルトレンドだ。

コンセプトは、いたってシンプル。「パンツドランク」という言葉が連想させる通り、下着姿のまま家で1人で酒を飲むということだ。

これに聞き覚えのある人もいるかもしれない。というのも、2017年にヒットした「カルサリェンニットウ」というフィンランドのトレンドと中身は同じだから。分かりやすいように英語表現にしたものである。

パンツドランクは「体力の回復を促し、内面を強くする」

「パンツドランク」はという概念はフィンランドで広く受け入れられていて、国の文化を紹介する外務省のアニメーションでも紹介されている、と英テレグラフは伝える。

Päntsdrunk: Kalsarikanni: The Finnish Path to Relaxation』の著者であるミスカ・ランタネンによると、凍えるような冬の間、フィンランドの人は何枚も重ね着して友人に会いに出かけたりはせず、薄着のまま家で飲むのだそうだ。本の出版元は「パンツドランクは、体力の回復を促し、自分の内面を強くするのを助ける。それによって未来へのチャレンジと向き合えるようになるのだ。実践することによって、より健康的で精力的、そしてリラックスした生活を送れるようになる」と補足する。

メトロ紙によると、「パンツドランク」だからといって必ずしもお酒を飲む必要はないそうだ。だから、お酒が苦手な人でもご安心を。ゴロゴロしながらネットフリックスを見たり、目的もなく携帯をいじったり、スナック菓子を食べたり、ソファに寝転がったり、仕事関連のメールや電話をブロックしたり。これらも「パンツドランク」をしていることになるのだ、という。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

BYD、日本で年内にもPHV発売、26年以降にEV

ビジネス

米SEC、暗号資産業界が反対していた会計指針を撤廃

ビジネス

米ボーイング、第4四半期は大幅赤字見通し 市場予想

ビジネス

米コストコ株主総会、多様性プログラムの見直し要求案
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 3
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ人の過半数はUSスチール問題を「全く知らない」
  • 4
    いま金の価格が上がり続ける不思議
  • 5
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 6
    「後継者誕生?」バロン・トランプ氏、父の就任式で…
  • 7
    電気ショックの餌食に...作戦拒否のロシア兵をテーザ…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    欧州だけでも「十分足りる」...トランプがウクライナ…
  • 10
    【トランプ2.0】「少数の金持ちによる少数の金持ちの…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 4
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 7
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 10
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中