TikTok、AI自動対話機能「タコ」をフィリピンで試験 ユーザーが最適な動画を見つけるのを支援
中国系動画共有アプリTikTok(ティックトック)の運営会社は25日、人工知能(AI)を利用した自動対話プログラム(チャットボット)「Tako(タコ)」の試験をフィリピンの特定のユーザーを対象に実施していると発表した。写真は、TikTokのロゴ。2020年1月6日に撮影。(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
中国系動画共有アプリTikTok(ティックトック)の運営会社は25日、人工知能(AI)を利用した自動対話プログラム(チャットボット)「Tako(タコ)」の試験をフィリピンの特定のユーザーを対象に実施していると発表した。
Takoは短編動画についてユーザーと対話し、ユーザーが「面白いコンテンツや感激させるようなコンテンツ」を見つけるのを支援する。
運営会社の広報担当者はTakoについての質問に、同社は常に新たな技術を探っているとした上、「われわれは特定の市場で、TikTok上での検索と発見の機能を強化する新たな方法の試験を進めている」と説明した。ただ、試験の場所にフィリピンを選んだ理由には言及しなかった。
米マイクロソフトが支援する新興企業オープンAIが昨年にチャットボット「チャットGPT」の運用を開始したことを受け、TikTokやライバルのスナップを含めて企業間で生成系AIに基づく機能の開発競争が加速している。