最新記事
SDGsパートナー

業界初、全製品のカーボンフットプリントを公表 CO2排出量の足跡がわかるちふれの化粧品

2023年11月1日(水)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

身近な化粧品を通して、消費者が持続可能な社会と向き合うきっかけに

Second picture.jpg

スキンケア商品のCO2排出量の割合をグラフ化。なお排出量を表す単位はKg-CO2e(二酸化炭素換算キロ)やt-CO2e(二酸化炭素換算トン)というものを用いる。

消費者に対しては、購入した化粧品のCO2排出量を知ってもらうことで、環境問題や持続可能な社会について考えるきっかけになることを期待している。

さらに消費者の興味・関心を高めるべく、ちふれは一般社団法人日本記念日協会に11月1日を「化粧品カーボンフットプリントの日」として登録した。11月1日は、ちふれがカーボンフットプリントの算定値を公表した日付だ。

Third Picture (1).jpgまた、店頭の商品入れ替え等により返品・廃棄される化粧品(エシカル品)を販売する「エシカルマーケット-MOTTAINAIワゴン- 」を展開している。化粧品を廃棄するとCO2が排出されるが、エシカル品として販売することで、消費者がその分のCO2の削減に貢献できるのだ。消費者団体としての側面をもつ全国地域婦人団体連絡協議会(現:全国女性団体連絡協議会)との提携をきっかけとして生まれた、ちふれという化粧品ブランドを育んできた同社ならではの消費者視点に立った取り組みと言えるだろう。

2023年7月に、アントニオ・グテーレス国連事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した」と述べたように、気候変動は喫緊の課題となっている。カーボンニュートラルの達成が急がれる中で、カーボンフットプリントの自主算定は、これから世界の企業の常識になっていくだろう。

自社のカーボンニュートラル達成のみならず、消費者にも働きかけるちふれの取り組みや姿勢は、消費者に近い製品やサービスを扱う企業にとっては、良い見本となるのではないだろうか。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

富裕国の開発援助が後退、米は2つ落として28位=シ

ビジネス

金利正常化の時期、経済・物価情勢見ながら判断=小枝

ビジネス

10月コンビニ売上高は8カ月連続増、気温低下・販促

ビジネス

首都圏マンション、10月発売戸数28.2%減 23
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 3
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 7
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 8
    ホワイトカラー志望への偏りが人手不足をより深刻化…
  • 9
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 10
    衛星画像が捉えた中国の「侵攻部隊」
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 7
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 8
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 9
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 10
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中