最新記事
投資

投資「初心者」の最初の1歩...投資信託を選ぶときの「3つのポイント」と、投資金額の決め方

2025年3月25日(火)18時37分
澤上 龍(さわかみ投信株式会社代表取締役社長)

初⼼者にオススメしたい投資⽅法は「つみたて投資」

投資には毎⽉⼀定額を投資する「つみたて」と、⾃分の好きなタイミングで好きな⾦額を投資する「スポット」があります。働いていて月々安定した収入のある方は、投資グセをつけるためにも、つみたて投資をオススメします。その水準は先に述べた5%が理想です。

相場や株価変動にかかわらずつみたて続けていると、高い・安いが気にならなくなります。それを時間分散効果と言います(その代表的な手法がドルコスト平均法です)。他方でスポット投資。これはボーナスをもらったり、ちょっとした収入があった際、お金を寝かせていてはもったいないなと感じたら実践してみましょう。または、誰もが怖いと思う暴落時に買ってみるというのも手です。

しかし、あまり相場や価格変動に心を奪われ過ぎないように。投資にはリズムが大切です。まずはつみたて投資から始め、慣れてきたらスポットにも挑戦してみる感じでしょうか。しかし最も大切なのは時間ですので、せっかくプロに任せる投資信託なのですから、相場に躍起にならず、ぜひお仕事やプライベートの時間を優先し充実させてください。


newsweekjp20250320012212-b8f2a671bbb1496f4b88c99ef1122fa1ff53bc1a.jpg

澤上 龍(さわかみ投信株式会社代表取締役社長)

1975年千葉県生まれ。2000年5月にさわかみ投信株式会社に入社後、ファンドマネージャー、取締役などを経て2012年に離職。その間、2010年に株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクションの創業、2012年に関連会社の経営再建を実行し、2013年にさわかみ投信株式会社に復帰、同年1月に代表取締役社長に就任。現在は、「長期投資でもっと世の中をおもしろくすること」を理念に、全国各地で精力的にセミナー・講演活動を行う。飾らないストレートな物言いが好評を博している。講演活動の傍ら、コラム執筆や起業経営支援も行う。著書に『儲けない勇気 さわかみ投信の軌跡』、『理想の投資と結婚する方法』、『50歳から成功する長期投資 65歳でプラス3000万円』(幻冬舎)など。



【免責事項】
o 当サイトの記事や情報は、投資に関連する一般的な情報提供を目的としており、投資を推奨または勧誘する意図はございません。
o 投資には信用リスク、価格変動リスク、為替変動リスク、カントリーリスクなどが存在します、商品を購入または投資する際には、金融機関で提供される「目論見書」や「契約締結前の交付書面」などを必ず確認し、自己責任で判断してください。
o 当サイトに掲載された情報は参考情報に過ぎず、最終的な投資決定は各金融機関の提供情報を確認し、利用者自身の判断にお任せいたします。
o 掲載記事や情報に基づいて生じた損害について、当メディア運営会社や執筆者は責任を負いません。


20250408issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

タイ、米関税で最大80億ドルの損失も=政府高官

ビジネス

午前の東京株式市場は小幅続伸、トランプ関税警戒し不

ワールド

ウィスコンシン州判事選、リベラル派が勝利 トランプ

ワールド

プーチン大統領と中国外相が会談、王氏「中ロ関係は拡
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 8
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 9
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 10
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 3
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥーが解明される...「現代技術では不可能」
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 7
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中