「50-50」を達成しても挑戦を続ける大谷翔平、今季見せた2つの新たな側面とは
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アナハイムでは夏が深まった頃にエンゼルスのシーズンは事実上終わり、大谷は10月から始まるオフシーズンの計画を自由に立てることができた。それもドジャースに移籍した今年はついに終わる。今の大谷は明らかに気力が充実している。
「この順位を経験できるのは個人的に初めてのこと」だと、大谷は9月上旬、移籍後初めてエンゼルスタジアムでレギュラーシーズンの試合に出る準備をしながら記者団に語った。「そして首位の座を狙う同地区のライバル球団と対戦できる。個人的にはとてもエキサイティングだ」
今シーズンの大谷はメジャー通算200本塁打を放った初の日本人選手となった(松井秀喜は175本)。USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者によれば、昨年はわずか50万ドルだったドジャースタジアムの外野の壁面広告の料金は、大谷が移籍した今季は約650万ドルに跳ね上がったという。
大谷は今の状況を大いに楽しんでいる。愛犬デコピンをドジャースタジアムに連れてきて始球式に登場させたのがいい例だ。
「すごいことだ」と、大谷と同じ北海道日本ハムファイターズ出身で現在はサンディエゴ・パドレスの右腕ダルビッシュ有は語る。ダルビッシュも歴史を塗り替え続ける大谷を称賛する1人だが、驚きはないという。
「彼(大谷)の性格は分かっている。昨年、ロナルド・アクーニャJr.が『40-70』(40本塁打・70盗塁)を記録したとき、彼は『50-50』を狙うだろうと思った。彼はロサンゼルスで素晴らしいプレーを見せている。移籍して1年目、大型契約の1年目ではなかなかできないことだ。9月にエキサイトしたいといつもメディアに言っていて、ついにそれを実現させたんだ。だから毎日エキサイトして、球場に来るのが楽しいんだと思う」
❝SHOHEI QUOTE_06❞
「早く決めたいともちろん思っていた。(49号から)1打席目で決められてよかった」
(9月19日、マーリンズ戦で50号本塁打を放ち「50-50」を達成して)
※記事中の記録は日本時間9月28日正午現在
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