最新記事
歌手

「これはあなたのお母さん...?」公演中に遺灰を投げ込まれた歌手ピンク、その後の対応が「見事」と話題に

2023年7月5日(水)15時40分
千歳香奈子
ピンク

姉御キャラと力強い歌声でファンに支持されるピンク(2019年10月、リオデジャネイロ) A.PAES-shutterstock

<白っぽい粉の入った袋を恐る恐る拾ったピンクがとった行動とは? アーティストへの物投げ行為がエスカレートし、物議を醸している>

【動画】遺灰を投げ込まれ戸惑うピンク、携帯電話が顔面に直撃してうずくまる人気シンガーほか

2000年のデビュー以来、飾らない姉御キャラとパワフルな歌声で世代を超えて多くのファンを魅了してきたピンクの公演で、ステージに本物の遺灰が入った袋が投げ込まれるハプニングが起きた。

この少し前には、人気シンガーのビービー・レクサが、ニューヨークでの公演中に客席から投げ込まれた携帯電話が顔面を直撃して左目の上を3針縫うけがを負ったばかりで、エスカレートするステージへの物投げ行為が物議を醸している。

アクシデントに動じないプロ魂

今年2月にリリースした9枚目となるスタジオアルバム『Trustfall』を引っ提げてツアー「Summer Carnival」を慣行中のピンクは、6月25日に英ロンドンのハイド・パークで開催された野外フェス「ブリティッシュ・サマー・タイム」に登場。

楽曲『Just Like A Pill』を熱唱中に、人間の遺灰の入ったプラスチック製の袋がステージに投げ込まれた。この時の様子を撮影した動画がネットで拡散されており、ピンクは目の前に飛んできた袋を恐る恐る拾うと、戸惑った表情で「これはあなたのお母さん?」と投げたファンに質問する様子が映っている。

「どうしたらいいか分からないのだけど」とつぶやきながらも、邪魔にならないようスピーカーの後ろに袋をそっと置き、何事もなかったかのようにパフォーマンスを再開。プロ魂を見せつけた。

ネットでは「私なら怒っている。彼女は上手く対処したと思う」と遺灰の入った袋を丁重に扱ったピンクへの称賛や「ピンクの顔には完全なショックと混乱の表情が表れていた」「亡くなった母親の生前の希望だったのでは?」など、さまざまなコメントが寄せられている。

そんなピンクは、前日のステージではファンから巨大な丸いフランス産チーズが手渡されていた。この様子を撮影した動画では、ステージ前方で自ら屈んでチーズを受け取り、「アイ・ラブ・ユー」と贈り主に礼を述べる様子が映っている。

「行き過ぎた危険行為」に批判噴出

奇妙なギフトを贈られたのは、ピンクだけではない。リル・ナズ・Xも、7月1日にスウェーデンで行われた公演中に、男性器の形をしたゴム製おもちゃがステージに投げ込まれている。危うくぶつかりそうになるも素早いフットワークでとっさに身をかわしたリルは、落ちたおもちゃを拾い上げ、「これ投げたの誰だよ?」と観客に問う様子を撮影した動画がネットに投稿されている。

試写会
米アカデミー賞候補作『教皇選挙』一般試写会 30組60名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 10
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中