BTSやテイラー・スウィフトよりも総再生回数が多い、キルギス版YouTuber「Dビリオンズ」って何者?
Kyrgyz Soft Power
今のところ、キルギス政府はソフトパワー戦略を明確にしていない。研究者のアイジャン・シャルシェノバは、キルギスのソフトパワーは「キルギス出身の素晴らしい人々と幸せな偶然への賛辞」だと述べている。
この洞察は、Dビリオンズの世界的な人気と、市民外交の担い手としての活動に重なるだろう。3月27日にフランソワ・ドゥロー駐キルギス仏大使がDビリオンズのスタジオを訪れ、グループのフランス語チャンネルについて話をした(チャチャとおどけた写真も撮影した)。
4月24日にはレスリー・ビグリ駐キルギス米大使と、元駐キルギス米大使で国務次官補(中央・南アジア担当)のドナルド・ルーとも面会し、来たるワールドツアーの話をしている。
キルギスの国家としてのブランディングには改善の余地があるが、ソフトパワーの可能性について議論が始まったことは重要な一歩になる。
中央アジアのソフトパワーに関する従来の論評では、キルギスのような国はロシアや中国、アメリカの文化的影響力の受動的な受け皿である点が強調されがちだった。
Dビリオンズのような人気コンテンツがキルギスの話題の主役に躍り出たことは、グローバルサウスの知名度とパワーの向上を反映している。
From thediplomat.com