失語症のブルース・ウィリス、現妻と元妻、合わせて5人の娘たちとの家族写真に「元気そう」とファン安堵
台本が読めない、台詞が覚えられないなど演技に支障が出てきたことから引退するに至ったブルース・ウィリス(2019年1月、ロンドン) Henry Nicholls-REUTERS
<元妻デミ・ムーアと現妻エマ・ヘミング、合わせて5人の子供たちと愛犬に囲まれて笑うブルース──幸せそうな家族写真にファンは安堵。全員一緒の写真が公開されたのは引退後初めて>
認知機能に影響を及ぼす失語症を理由に今年3月末に俳優を引退したブルース・ウィリスが、現妻と元妻、そして5人の子供たちに囲まれ、笑顔を見せる近影が公開された。2000年に離婚したデミ・ムーアが、「私たちは家族!!ホリデー気分を楽しもう!」とキャプションを添え、インスタグラムに大きなクリスマスツリーをバックに一足早いクリスマスを楽しむ様子を投稿した。
複数公開された写真の1枚目には、デミが「ブレンデッド・ファミリー(混合家族)」と呼ぶ一家8人と愛犬が写っている。混合家族とは、ブルースを中心に現妻エマ・ヘミングと2人の娘メイベルとイブリン、そしてデミとその娘たちであるルーマー、スカウト、タルーラという、前と今の家族が合体した大ファミリーのこと。ブルースがエマと再婚した後も親しい関係を続けているデミは、新型コロナウイルス感染症の拡大によるロックダウン中も一緒に隔離生活を送るなど、一風変わった家族の在り方を公開して話題になっていた。
ブルースの引退発表も混合家族全員の連名だったが、8人が一堂に会した写真が公開されたのは引退後これが初めてで、他にもエマとブルースが食卓を囲む姿やデミとタルーラ、ブルースの親子3人が並ぶ写真も投稿されており、いずれもブルースは満面の笑みを浮かべ、幸せそうな家族の姿が見て取れる。久々の家族写真を見たファンは、元気そうな姿に安堵し、喜びの声が上がっている他、「素晴らしい家族愛」を称賛するコメントも多く寄せられている。
エマを献身的にサポートしたデミ
脳の損傷が原因で起こる言語障害の一種である失語症は、「聴く」「話す」「読む」機能が失われるため、引退前は台本が読めない、台詞が覚えられないと言った問題が撮影現場で度々起きていたことが伝えられている。引退後は家族でひっそり暮らしており、自宅裏庭で友人とバスケットボールを楽しむ姿や、夏休みに家族旅行に出かけた様子をエマが稀にSNSに投稿している以外、病状や近況についてほとんど明かされていない。
しかし、レーダーオンラインによると、病気は確実に進行を続けており、すでにほとんど言葉を話すことができず、会話を理解するのも難しい状態になっているという。デミは一家の大黒柱であるブルースが失語症と診断されてからは、子育てと介護に追われるエマを献身的にサポートし、時間が見つけては夫妻の自宅に通い、一緒にいられない時は電話で自身の声を聞かせていると関係者は明かしている。それでも残された時間があとどれだけあるのか誰にも分からず、家族は「ただ愛していると伝え、クリスマスに奇跡が起こることを祈るしかない」状況だという。