人気ドラマ『ロー&オーダー』新作に、あのC・メローニが主役として帰ってきた
“Ripped From the Headlines”
新シリーズのステイブラーは組織犯罪対策のタスクフォースを率いる VIRGINIA SHERWOODーNBCーNBCU PHOTO BANK/GETTY IMAGES
<『ロー&オーダー:性犯罪特捜班』のエリオット・ステイブラー刑事が、10年ぶりに復活>
アメリカの人気犯罪ドラマシリーズ『ロー&オーダー:性犯罪特捜班』のファンにとっては、クリストファー・メローニ演じるエリオット・ステイブラー刑事との約10年ぶりの再会だ。
米NBCテレビで4月1日、『ロー&オーダー:組織犯罪』の放映が始まった。この人気シリーズの新スピンオフ作品では、ステイブラーがニューヨーク市警に戻り、組織犯罪に対抗するタスクフォースを率いることになる。
メローニは『ロー&オーダー』のタフな刑事としてよく知られているが、2001年の映画『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』のコミカルなシェフ役や、米ケーブルテレビ局HBOの刑務所ドラマ『OZ/オズ』の邪悪な囚人役でも強烈な印象を残した。「無意識のうちに、あらゆる年齢層にアピールできていたのだろうね」と笑うメローニに、本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。
――最後にステイブラーを演じてから10年。今回の新シリーズで復帰を決めた理由は?
この作品のフォーマットが面白いと思った。1話完結型ではなく、シリーズのようなもの。エリオットとタスクフォース、そして彼らが追っている犯罪に焦点を当ててストーリーを進めていく。最初のシーズンは全8話で、1話から8話まで、誰を追うのか、なぜ追うのか、相手は何者なのかに焦点を当てる。
――組織犯罪は定番の人気ジャンルの1つ。これほど人気を集める理由は何だと思う?また、この新シリーズはこれまでの作品とどう違うのか。
誰もが反逆者、悪人、裏の世界に引かれているのだと思う。(マフィアのファミリーを描いた)『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』がいい例だし、映画『ゴッドファーザー』もそう。アメリカ文化に組み込まれているのだと思う。
(この作品のポイントは)ニューヨークの組織犯罪捜査に当たるタスクフォースが、(従来の捜査班と)どう違っているか、ギャングがどんな商売に手を染めているか。マフィアも昔のマフィアと違う。もっとハイテクになり、通常考えられないような分野にも進出している。この新シリーズでは、それを描いていく。