最新記事
自己啓発

「他人にイラっ」とした時こそチャンス...その感情を掘り下げると、「自分の才能」が見えてくる

2024年3月14日(木)19時25分
flier編集部

240308fl_rni02.jpg

──「他人にイラッとすること」に才能が隠れているなんて、思いもしませんでした。

アンガーマネジメントという言葉があるとおり、イライラは悪いものだと思われがちです。でも「イラッ」を抑えてしまうのはあまりにももったいないこと。その「イラッ」を仕事にぶつければいいだけなんです。「他人にイラッとすること=才能」だと自覚すると、人生がうまくいきますよ。

それに、「他人にイラッとすることは?」と聞かれると、たくさん浮かんできませんか? ポジティブな感情よりネガティブな感情のほうが印象に残りやすいため、いろいろな「イラッ」が思い浮かぶはずです。

──八木さんがこれまで聞いた、ユニークな「他人にイラッとすること」の例を教えていただけますか。

「道端に犬のフンが落ちていることにイラッとする」という人がいました。「ここからどうやって才能を見つければいいの?」と思いますよね(笑)。

でもこの「イラッ」を深掘りしていくと、みんながルールを守っている状況が、その人にとっての当たり前の基準であるという気づきが得られました。この人には、ルールを設定してみんなに守ってもらったり、ルールを広めていったりする仕事が向いていそうです。

「みんなが軽率に行動しているように見える。どうしてもっとリスクに敏感にならないのか、イラッとする」と言った人もいます。この人はリスクを見つける才能を生かして、絶対に炎上しない謝罪会見のコンサルタントになりました。この仕事に就いたとたん、高く評価され始めたそうですよ。

「国語・算数・理科・社会・自己理解」の世界をつくりたい

──八木さんにとっての最終目標は「国語・算数・ 理科・社会・自己理解」といわれる世界をつくることだそうですね。

自分の才能が見つからない、生かせないことの根本原因は教育にあると思っています。

僕が小学5年生のころ、クラスに引っ込み思案なCさんがいました。Cさんは国語の授業で当てられ、教科書を読むことになったのですが、なかなか大きな声が出ません。

すると先生がみんなの前で「もっと大きな声を出せるでしょ」と叱りました。Cさんは一生懸命やっていますが、やはり大きな声は出せません。そんなCさんを、先生は「どうしてできないの? 努力すればできるよ」と叱責し続けました。

僕はその光景を見て、怒りとともに、「努力すればできる」という言葉に対する違和感と怒りを覚えました。そしてそのモヤモヤ感は今でも残っています。

先生は「できないことや苦手なことを克服するのがいい人生だ」という思いから、Cさんを叱ったのでしょう。それは、才能や自己理解について深く知る機会がなかったからだと思います。

日本では、たいていの人は足し算・引き算・かけ算・わり算ができますよね。これってすごいことではないでしょうか。誰かが教育の仕組みをつくったから、算数がみんなの共通言語となっているのです。

僕の願いは、自己理解も算数と同じように、みんなが当たり前にできる世の中にしたいということ。これが実現すれば、世界はもっともっと良くなるだろうと思います。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

再送トランプ氏、シカゴやLAなどから州兵撤退表明 

ビジネス

ビットコイン、2022年以来の年間下落 最高値更新

ワールド

ゼレンスキー氏「ぜい弱な和平合意に署名せず」、新年

ワールド

金総書記、新年祝賀行事に出席 戦場の兵士を称賛激励
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 8
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中