最新記事

ヘルス

ポイントは「油」だった! お酒の失敗・後悔をなくす「理想の飲み方」を専門家が伝授

2023年2月21日(火)17時50分
flier編集部

230218fl_dah01.JPG

本人提供

葉石 油を最初にとっておくと、お酒が胃の中でしばらく滞留してくれるんです。それにより、お酒が小腸に届く時間を遅らせてくれるので、急激な酔いが起こりにくくなります。

もちろん衣がついた天ぷらやフライなどはカロリーがありますが、油を使った料理は天ぷらやフライだけではありません。ドレッシングをかけたサラダやカルパッチョなどは低カロリーで油が取れるのでおすすめですね。

油を最初にとると、立ち上がったときにクラクラするような酔い方にはならず、ゆっくり気持ちよく酔うことができます。

井手 急激な酔いがなくなるのはとてもいいですね。「飲酒前にはウコンを飲んだほうがいい」というのもよく聞きます。

葉石 ウコンの効き方には個人差があります。特に肝臓の数値があまり良くない方は注意が必要ですね。

コンビニなどに売っているウコンのドリンク剤をたまに飲むぐらいでしたらいいとは思いますが、常用はあまりおすすめしません。

井手 お酒を飲む前におすすめのサプリやドリンク剤はありますか。

葉石 酢酸菌を含んだものがいいです。酢酸菌がアルコールを分解してくれるので、悪酔いしないし翌日に残りません。

もう一つはモロヘイヤのサプリです。モロヘイヤのネバネバが胃の粘膜を保護してくれるのと同時に、腸の動きも活発にしてくれるので、お腹を壊しにくくなると思います。

ドリンク剤なら、ビタミンBを多く含むものがいいですね。お酒を飲むとビタミンBが減りやすくなりますが、ビタミンBは糖質の代謝を促してくれる役割があります。ぜひ事前に飲んでおきましょう。

飲み会中は「水」を飲め

井手 飲み会中に気をつけるべきことはありますか?

葉石 お酒を飲んでいる間は、始終お水を飲むようにしてほしいです。お酒を飲むと血中アルコール濃度が上がっていくのと同時に、お酒の脱水作用から二日酔いなども起こりやすくなります。体からなくなる分の水を補充する感覚で飲んでいただくといいかと思います。

井手 お酒を飲んだ後は何をすればいいですか?

葉石 お酒を飲むとどうしてもむくんでしまいますよね。お腹を壊してしまうこともありますし、逆に脱水になってしまっている人もいるでしょう。

そういう方には「五苓散」という漢方薬がおすすめですね。水分分布がバラバラになった体内を平均的に整えてくれる働きがあります。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

FIFAがトランプ氏に「平和賞」、紛争解決の主張に

ワールド

EUとG7、ロ産原油の海上輸送禁止を検討 価格上限

ワールド

欧州「文明消滅の危機」、 EUは反民主的 トランプ

ワールド

米中が閣僚級電話会談、貿易戦争緩和への取り組み協議
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 2
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い国」はどこ?
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「ボタン閉めろ...」元モデルの「密着レギンス×前開…
  • 6
    左手にゴルフクラブを握ったまま、茂みに向かって...…
  • 7
    主食は「放射能」...チェルノブイリ原発事故現場の立…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 1
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 2
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 10
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中