最新記事

ヘルス

ポイントは「油」だった! お酒の失敗・後悔をなくす「理想の飲み方」を専門家が伝授

2023年2月21日(火)17時50分
flier編集部
飲み会イメージ画像

Shinari-Shutterstock

<飲み会が続くと二日酔いや体重増、健康など気になることも多いが、正しい飲み方をすれば後悔せず長くたくさんお酒が楽しめる>

年末・年始は忘年会、新年会、クリスマスパーティーなど飲み会が多くなる季節です。12月から、仕事でもプライベートでも飲み会が続いたという人も少なくないでしょう。

そんな飲み会で気になるのはやはり悪酔い、二日酔い、そしてカロリー過多。楽しい会ではついついお酒が進み、飲み過ぎてしまうものです。

今回は、酒ジャーナリストで新刊『名医が教える飲酒の科学』を上梓した葉石かおりさんに、「名医」のアドバイスをもとにした「飲み会でのおすすめの飲み方」について伺いました。聞き手は、株式会社フライヤーの執行役員・井手琢人です。
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。

◇ ◇ ◇


執筆の原点は「長くたくさんお酒を飲みたい」という気持ち

井手琢人(以下、井手) 「お酒は体に毒だ」という話が多い中で、葉石さんのご本は「飲酒寿命を延ばすためにはどうしたらいいか」を主軸に書かれていますよね。我々のような酒飲みに寄り添ってくれているようで、隠れファンになっておりました。

230218fl_dah04.jpg

名医が教える飲酒の科学
 著者:葉石かおり
 監修:浅部伸一
 出版社:日経BP
 要約を読む
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

230218fl_dah05.jpg

酒好き医師が教える 最高の飲み方
 著者:葉石かおり
 監修:浅部伸一
 出版社:日経BP
 要約を読む
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

葉石かおりさん(以下、葉石) ありがとうございます。私自身が長くたくさんお酒を飲みたいというのが原点にあるので(笑)、飲酒寿命をいかにして長くするかを突き詰めて書いています。

コロナ禍に入って、皆さんのお酒の飲み方が変わってきました。一方、健康不安を抱える人も多くなっている中で、今回の本『名医が教える飲酒の科学』は、お酒とはどういうものなのか、どういう飲み方をすればお酒とうまく付き合っていけるのかを、お医者さんに取材してまとめました。

実はコロナ禍で、5リットルのウイスキーを2週間で飲み切ってしまい、しまいには逆流性食道炎になってしまったんです。これではまずいとお医者さんに取材を始めたのがきっかけです。

酔い防止のために摂るべきは「油」!?

井手 コロナ禍で飲み会が減り、お酒を飲む機会が減ったかと思いきや、家で飲む回数は増えた気がします。家だと歯止めが効かず、酒量が増えたという人も多いのではないかと思います。

今回は初歩的なところから、飲み会でおすすめの飲み方をいくつか教えていただければと思います。

葉石 まず、飲み会の最初には「油」を使った料理を食べるのがおすすめです。

井手 一般的に「油物は避けるべき」とされてきましたが、油の成分が体にいいのでしょうか?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

9月の米卸売在庫、0.5%増 GDPにプラス寄与か

ワールド

タイ首相、議会解散の方針表明 「国民に権力を返還」

ワールド

米印首脳が電話会談、関税導入後3回目 二国間関係な

ワールド

トルコ中銀が150bp利下げ、政策金利38% イン
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキャリアアップの道
  • 2
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれなかった「ビートルズ」のメンバーは?
  • 3
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア空軍の専門家。NATO軍のプロフェッショナルな対応と大違い
  • 4
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 5
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 6
    受け入れ難い和平案、迫られる軍備拡張──ウクライナ…
  • 7
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎…
  • 8
    ピットブルが乳児を襲う現場を警官が目撃...犠牲にな…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 10
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中