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投資米富豪アックマン、急落のネットフリックス株全て売却 500億円以上の損失
米富豪ウィリアム・アックマン氏のヘッジファンド、パーシング・スクエア・ホールディングスは、米動画配信サービス大手ネットフリックスの株式を全て売却し、4億ドルを超える損失を出したことを明らかにした。カリフォルニア州ラグナビーチで2017年10月撮影(2022年 ロイター/Mike Blake)
米富豪ウィリアム・アックマン氏のヘッジファンド、パーシング・スクエア・ホールディングスは20日、米動画配信サービス大手ネットフリックスの株式を全て売却し、4億ドル(約514億円)を超える損失を出したことを明らかにした。
ネットフリックスは19日、契約者数が10年ぶりに減少したと発表。株価は20日の取引で35%急落した。
アックマン氏は今年1月にネットフリックス株310万株を取得していた。
アックマン氏は声明で、広告付きプラン導入や無料視聴者への対策など新たな事業モデルを提案してきたが、こうした提案は適切だったものの、ネットフリックスの事業は短期的に予測不可能だと指摘。「事業は基本的に分かりやすいが、最近の動向を受け、同社の将来性について十分な確実性を持って予測できるという自信を失った」と売却の理由を説明した。
その上で、パーシング・スクエアは、企業に高い予測可能性を求めて投資先を絞っていると述べた。
さらに、投資判断に踏み切った当初理由と矛盾する情報を得た場合には迅速に行動すべきということを過去の過ちから学んだと説明した。
アックマン氏は、カナダ製薬大手バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルの投資で大きな損失を出している。
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