最新記事

BOOKS

行先の分からないバス、顔無し族の村...認知症の人が見ている世界とは【各出版社イチオシの本6冊】

2021年10月19日(火)18時20分
flier編集部
仮面姿の人々

THEPALMER-iStock

<『プレゼン思考』『認知症世界の歩き方』『「働かないおじさん問題」のトリセツ』──各出版社がいま、最もオススメする6冊を紹介>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

プレゼン技術は様々な場面に応用可能

『プレゼン思考』
 著者:小西利行
 出版社:かんき出版
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「オンラインになって、プレゼンがやりにくくなった」
そう感じている人は少なくないのでは。実際に会うよりも画面が小さく、身振り手振りや表情などでニュアンスや感情を伝えにくいオンライン上では、よりいっそうレベルの高いプレゼン技術が必要になるのです。

このプレゼン力は、プレゼンを行う際、同僚との打ち合わせや部下へのアドバイスといったビジネスシーンだけでなく、家族との話し合い、子どもへの教育、町内会の仕切りなど、人生のあらゆるシーンで必要になる力。そんな、新時代のプレゼン力を高めることができるのが本書です。

広告業界のプロフェッショナルである小西利行さんが、対面でもオンラインでも「最高のプレゼン」をするための「プレゼン思考」を公開しています。のべ1万回以上のプレゼンを行ってきた小西さんが実際に使っている手法を全384ページにわたって惜しみなく詰め込んだ実践的な一冊を、ぜひご活用ください!

(編集部 米田寛司)

「仕事に追われる」から脱却するために

『営業は武器がすべて』
 著者:福山敦士
 出版社:同文舘出版
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「追われる仕事」とおさらばし、自ら「追いかける仕事」を創り出す、そんなビジネスパーソンを目指すあなたに、武器を伝授します。

本書「はじめに」にて、著者はこのように述べています。営業の「売る」という仕事の裏には、多岐に渡るタスクがあります。すべてを適切なタイミングで行なうことができなければ、最大の結果を出すことはできないでしょう。つまり、時代の変化、突然の災害、ビジネス現場で進むDX化の中で、今まで通りの仕事の仕方をしていたら、「追われる仕事」とおさらばできないのです。そこで、新しい「武器」となる、商談ツール、デジタルツール、そして思考のアップデートを、ぜひ本書から知っていただけたらと思います。

営業でなくとも、自ら新しい仕事を創り出すことが求められています。「やらなくては」と思う仕事が多い中、私自身、編集という仕事を進めるうえで、新しい視点を持ち、情報を上手に整理するために使える武器を取り入れている最中です。

(ビジネス書編集部 津川雅代)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

マスク氏、近く政権離脱か トランプ氏が側近に明かす

ビジネス

欧州のインフレ低下、米関税措置で妨げられず=仏中銀

ワールド

米NSC報道官、ウォルツ補佐官を擁護 公務でのGメ

ワールド

トランプ政権、輸入缶ビールに25%関税賦課 アルミ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台になった遺跡で、映画そっくりの「聖杯」が発掘される
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日…
  • 9
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 10
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 9
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 10
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中