最新記事

BOOKS

市場価値の高い「AI人材」にプログラミングの知識はいらない【各出版社イチオシの本4冊】

2021年9月28日(火)18時22分
flier編集部
AIと人間

Yuuji-iStock

<『ESG経営の実践』『何でそれに決めたの?』『毎日がストレスフリーになる「自分ほめ」』──各出版社がいま、最もオススメする4冊を紹介>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

ESGの進捗や価値を可視化する指標

『ESG経営の実践』
 著者:馬奈木俊介
 編集:事業構想大学院大学出版部
 出版社:事業構想大学院大学出版部
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

ESG(環境・社会・企業統治)は、SDGsの普及とともにビジネスの現場で認知が高まっています。ESGは「非財務情報」とも呼ばれるように売上や株価に現れない価値とされてきましたが、これを可視化する手段として「新国富指標」が期待されています。本書ではESGの基礎知識とともに「新国富指標」を用いたSDGsの実践を解説します。

日本企業でもSDGsやESGへの取り組みが進む中、その進捗や成果の把握が課題になっています。本書を通じて、見えない価値を可視化する新国富指標を活用いただき、取り組みの改善・進化に役立ていただきたいという思いから、この本を制作しました。

ESG投資・サステナブル投資とは何か、新国富指標とは何か......。これらを解説する第1・2章はもちろん、ビジネスを通じてSDGsに貢献したいと考える方には、実践編である第3・4章の事例は新たな事業展開や地域と協働した新事業のヒントとなるはずです。

(事業構想大学院大学 出版部 編集担当 伊藤 慶子)

迷ったときのファイナンス思考

『何でそれに決めたの?』
 著者:而二不二
 出版社:総合法令出版
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「LINEしようか、電話にしようか......」、「ご飯は何を食べよう?」「シャツはどれを買おうかな」などなど、人は1日に、1~3万回もさまざまな選択をしているそうです。

他愛もないことであれば、選択をミスしてもなんていうことありませんが、受験、転職、結婚など、「人生の大きな選択」ではそうはいきません。考えて悩んで決断した結果を、後から後悔する人もいますよね。

そんな「人生の選択」、「人生の決断」に役立つのが、企業の財務戦略のベースとなる「ファイナンスの考え方(ファイナンス思考)」です。このファイナンス思考で、物事の価値を見極め、最善の選択を導き出す術を教えてくれるのが本書です。

本の中では、「後悔しない英会話スクールの選び方」や「日用品の買い方」などを例に挙げ、上手な選択の仕方を説明しています。そのプロセスを読むと、日常、そして将来につながる選択方法や選ぶときの考え方を知ることができるはずです。

飲食店でメニューを、なかなか決められない人は少なくありません。時間や労力をロスしてしまう"決められない人"には、ぜひ知っていただきたい「迷ったときのファイナンス思考」です。

(編集部)

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

中国、債券発行で計40億ユーロ調達 応募倍率25倍

ビジネス

英財務相、予算案に関する情報漏えい「許されず」

ワールド

中国外務省、英国議会からの情報収集「興味なし」

ワールド

水産物輸入停止報道、官房長官「中国政府から連絡を受
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 10
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中