米連邦準備理事会、いよいよ利上げを決断か
2015年12月16日(水)09時38分
TDセキュリティーズのアナリストは声明と経済見通しについて、今後すべてのFOMCで利上げの可能性があることを強調するタカ派的な内容になると予想する。
9月時点では、FRB当局者は来年におそらく4回の利上げがあると見込んでいた。
ただ、全ての意見が利上げに傾いているわけではない。一部のFRB当局者はこれまで、FRBがわが道を大手を振って歩けるほど世界経済が堅調ではないことに懸念を示している。
労働団体は15日、全体的な賃金の伸びは依然としてあまりに脆弱(ぜいじゃく)であり、金融環境の引き締めは正当化できないと表明した。
エコノミック・ポリシー・インスティテュートのリサーチディレクター、ジョシュ・ビベンズ氏は「現在の経済成長ペースが過剰で、初期のインフレのために鈍化させる必要があると考える理由はない」と指摘し、FRBに利上げしないよう求めた。
[ワシントン 15日 ロイター]
Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着