コラム
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

冷泉彰彦

(れいぜい あきひこ)ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部主任。1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。

最新刊『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)が7月13日に発売。近著に『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)など。メールマガジンJMM(村上龍編集長)で「FROM911、USAレポート」(www.jmm.co.jp/)を連載中。週刊メルマガ(有料)「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。

プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

助走期間を設けない「18歳成人」は乱暴すぎる

<18歳で成人することへの社会の理解もないし、対応策も講じられていない> 4月1日から、公職選挙法だけでなく刑法や民法などでも18歳成人がス

2022.04.13
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

第2次世界大戦を防げなかった国際連盟の教訓とは

<第1次大戦の惨禍を受けて設立された国際連盟は、常任理事国の日本ら主要国の脱退で崩壊した> 国際連合というのは、その名も連合国(United

2022.04.06
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

日本社会の格差を加速させる、深刻な「悪い円安」

<多国籍企業の利益や株価が膨張する一方で、国内産業には原油高・資源高のコストが重くのしかかる> 20世紀後半の1973年、ニクソンショックに

2022.03.30
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

半導体不足、電力不足......日本の自動車産業は崖っぷち?

<日本型の「高付加価値部門の空洞化」に、クリーンエネルギーへの転換の遅れが追い討ちをかければ、自動車産業は風前の灯火に> アメリカの消費者は

2022.03.23
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

ウクライナ戦争への姿勢は「ブレない」米世論

<戦争への関心は強いが米軍の直接関与には反対、その姿勢では民主党、共和党の支持者間で大きな差はない> ウクライナ戦争が勃発して2週間が経過し

2022.03.16
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

日本における核共有(シェアリング)の効果とコスト

<「核の傘」以上に抑止力が強化されるのか、その効果とコストを見極める議論は必要> ウクライナにおける戦争を遂行する中で、ロシアのプーチン大統

2022.03.09
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

ウクライナ侵攻に対する米世論とバイデンの大統領演説

<ロシアの侵攻をめぐるアメリカの世論は左右、上下の軸で分かれている> ロシアによるウクライナ侵攻のニュースは、連日アメリカのメディアで最大限

2022.03.03
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

再び悪化したニューヨークの治安、強硬策は成功するのか?

<オミクロン株の感染拡大が収まらないなか、ニューヨークの治安が再び悪化している> 2020年2月に新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来

2022.02.23
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

圧倒的に議論が不足している経済安全保障問題

<日本経済の問題の本丸は、生産拠点だけでなく先端技術などの高付加価値部門まで国外に流出させて国内産業を空洞化させていること> 岸田政権は「経

2022.02.16
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代 冷泉彰彦

『ドライブ・マイ・カー』に惚れ込むアメリカの映画界

<トランプ以降の分断社会とコロナ禍で疲弊しきったアメリカ人の心を包み込んだ、日本文化の成熟> 濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』は、すで

2022.02.11
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 5
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 9
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 6
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中