プレスリリース
GSアライアンス、植物・バイオマス由来の生分解性樹脂材料や製品の展示スペースを設立
2025年02月21日(金)10時30分
脱炭素、カーボンニュートラル、持続可能な社会構築のための、環境、エネルギー分野の最先端技術を研究開発するGSアライアンス株式会社は、世の中の石油、化石燃料から作られる材料、製品、化学製品を全て植物、バイオマス由来のものに置き換えるという目標のもと、同社で開発する種々の植物、バイオマス由来の生分解性樹脂、生分解性プラスチックなどの材料、製品を展示するスペースを2025年2月21日に設立しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_1.jpg
植物由来の生分解性樹脂を材料として、3Dプリンターで作った机、カウンターテーブル、ランプカバー、間接照明、床フロアーなど
人口爆発に伴う地球温暖化、環境汚染や森林破壊などの環境問題は深刻な問題であり、プラスチック汚染も生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。既に我々人体の中に、大気中からナノプラスチックが入りつつあり、健康への悪影響が懸念されています。ナノプラスチックとは、環境中に放置されたプラスチックが自然に分解、変性して形成されたプラスチックの微小粒子のことを指します。これらのプラスチックの多くは、摂取、呼吸によって私たちの体内に入ると言われています。最近は、これらのナノプラスチックが原因で、心臓発作や脳卒中のリスクを高めたり、消化器系の炎症反応を起こしたり、免疫反応にも悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_20.jpg
ナノプラスチックなどのプラスチック汚染による人体への健康リスク
一方で、生分解性プラスチックは、使用、廃棄後、生分解され、土などの自然環境中に戻る材料であり、このようなプラスチック汚染問題を解決できる可能性のある1つの手段です。どの生分解性プラスチックが、コンポスト条件、土、淡水、海水中、及び、人の体内中で生分解性するかなど、より厳密に試験していく必要はありますが、医療用に使用されている乳酸系、ラクトン系の生分解性などは、人体に既に使用されている生分解性プラスチックの類です。生分解性プラスチックが植物から作られている場合は、植物は大気中からCO2を吸収するのでCO2が循環されている状態であり、CO2の排出量が石油由来のプラスチックよりは少ないカーボンニュートラルの材料と言えることもできます。
GSアライアンスの1つの大きな目標は、世の中の石油から作られている製品、化学品を全て植物、バイオマス由来のものにすることで、これは同社の代表である森良平氏の執筆した学術論文にも説明されています。この論文はイギリスの王立化学会の科学ジャーナル(RSC Sustainability)の表紙にもなりました。
Replacing all petroleum-based chemical products with natural biomass-based chemical products: a tutorial review - RSC Sustainability (RSC Publishing)
この論文に説明されているような製品を、この数年間、具体的に開発してきました。それらの各種の植物、天然バイオマス由来の樹脂や生分解性プラスチックの材料や製品群を、展示するスペースを設置しました。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_3.jpg
植物由来の生分解性樹脂を材料として、3Dプリンターで作ったベンチ、壁掛けシェルフ
植物由来の製品群を列挙すると以下となります。
1. 原料、樹脂ペレット
2. スプーン、フォークなどのカトラリーやお皿、コップなどの食器、ボトル
3. ボールペン
4. 塗料、コーティング材料
5. 袋
6. 農業用マルチフィルム、マルチキーパー
7. ネイルチップ、ジェルネイル、ネイルポリッシュ、除光液、薄め液などのネイルコスメ(ネイルポリッシュ、マニキュア、ジェルネイルの容器も植物由来の材料を使用)
8. 接着剤
9. 可塑剤、潤滑剤、金属用切削材
10. 工業用洗剤
11. バイオ炭、竹炭
12. 3Dプリンターで作った机、ベンチ、床フロアーリングなどの家具
13. 量子ドット型ナノ肥料、量子ドット型抗菌剤
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_6.jpg
100%植物由来の生分解性樹脂でできたボトル
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_13.jpg
植物由来の生分解性樹脂製ネイルチップに、市販のネイルポリッシュで装飾したデザインネイル
これらの製品は全て植物、天然バイオマス由来で、生分解性の製品もあります。生分解性プラスチック、樹脂だけではなく、廃木材、廃紙や植物、海藻残差などの有機廃棄物も一部原料、複合材料として用いて、種々の製品を作っています。これらの製品群において、100%植物由来の材料、製品もありますが、製品としての機械的強度や耐熱性が悪くなり過ぎるものもあるため、一部石油を原料としている製品もあります。出来るだけ石油使用量を減らすことを目指しています。また、製品としての性能において、まだ改良が必要な製品もあります。
これらの製品は、Bio SakuraやRe:soilの登録商標でネットでも販売しています。
https://www.nano-sakura-shop.com/
https://www.nano-sakura-shop.com/shop
石油、化石燃料を原料としなくても、植物、天然バイオマスや木材などの有機物資源を原料として、環境に優しい様々な材料、製品が作れるということを様々な人に見てもらうために、東京世田谷区に展示スペースを作りました。所在地は〒156-0051 東京都世田谷区宮坂1-25-5です。
今後もさらに植物、バイオマス由来の製品を開発していく予定です。
■会社概要
商号 :GSアライアンス株式会社
代表者 :代表取締役 森 良平博士(工学)
本社所在地:〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容 :カーボンニュートラル、脱炭素、SDGs課題に取り組む環境、
エネルギー分野の最先端技術の研究開発
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_1.jpg
植物由来の生分解性樹脂を材料として、3Dプリンターで作った机、カウンターテーブル、ランプカバー、間接照明、床フロアーなど
人口爆発に伴う地球温暖化、環境汚染や森林破壊などの環境問題は深刻な問題であり、プラスチック汚染も生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。既に我々人体の中に、大気中からナノプラスチックが入りつつあり、健康への悪影響が懸念されています。ナノプラスチックとは、環境中に放置されたプラスチックが自然に分解、変性して形成されたプラスチックの微小粒子のことを指します。これらのプラスチックの多くは、摂取、呼吸によって私たちの体内に入ると言われています。最近は、これらのナノプラスチックが原因で、心臓発作や脳卒中のリスクを高めたり、消化器系の炎症反応を起こしたり、免疫反応にも悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_20.jpg
ナノプラスチックなどのプラスチック汚染による人体への健康リスク
一方で、生分解性プラスチックは、使用、廃棄後、生分解され、土などの自然環境中に戻る材料であり、このようなプラスチック汚染問題を解決できる可能性のある1つの手段です。どの生分解性プラスチックが、コンポスト条件、土、淡水、海水中、及び、人の体内中で生分解性するかなど、より厳密に試験していく必要はありますが、医療用に使用されている乳酸系、ラクトン系の生分解性などは、人体に既に使用されている生分解性プラスチックの類です。生分解性プラスチックが植物から作られている場合は、植物は大気中からCO2を吸収するのでCO2が循環されている状態であり、CO2の排出量が石油由来のプラスチックよりは少ないカーボンニュートラルの材料と言えることもできます。
GSアライアンスの1つの大きな目標は、世の中の石油から作られている製品、化学品を全て植物、バイオマス由来のものにすることで、これは同社の代表である森良平氏の執筆した学術論文にも説明されています。この論文はイギリスの王立化学会の科学ジャーナル(RSC Sustainability)の表紙にもなりました。
Replacing all petroleum-based chemical products with natural biomass-based chemical products: a tutorial review - RSC Sustainability (RSC Publishing)
この論文に説明されているような製品を、この数年間、具体的に開発してきました。それらの各種の植物、天然バイオマス由来の樹脂や生分解性プラスチックの材料や製品群を、展示するスペースを設置しました。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_3.jpg
植物由来の生分解性樹脂を材料として、3Dプリンターで作ったベンチ、壁掛けシェルフ
植物由来の製品群を列挙すると以下となります。
1. 原料、樹脂ペレット
2. スプーン、フォークなどのカトラリーやお皿、コップなどの食器、ボトル
3. ボールペン
4. 塗料、コーティング材料
5. 袋
6. 農業用マルチフィルム、マルチキーパー
7. ネイルチップ、ジェルネイル、ネイルポリッシュ、除光液、薄め液などのネイルコスメ(ネイルポリッシュ、マニキュア、ジェルネイルの容器も植物由来の材料を使用)
8. 接着剤
9. 可塑剤、潤滑剤、金属用切削材
10. 工業用洗剤
11. バイオ炭、竹炭
12. 3Dプリンターで作った机、ベンチ、床フロアーリングなどの家具
13. 量子ドット型ナノ肥料、量子ドット型抗菌剤
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_6.jpg
100%植物由来の生分解性樹脂でできたボトル
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/427013/LL_img_427013_13.jpg
植物由来の生分解性樹脂製ネイルチップに、市販のネイルポリッシュで装飾したデザインネイル
これらの製品は全て植物、天然バイオマス由来で、生分解性の製品もあります。生分解性プラスチック、樹脂だけではなく、廃木材、廃紙や植物、海藻残差などの有機廃棄物も一部原料、複合材料として用いて、種々の製品を作っています。これらの製品群において、100%植物由来の材料、製品もありますが、製品としての機械的強度や耐熱性が悪くなり過ぎるものもあるため、一部石油を原料としている製品もあります。出来るだけ石油使用量を減らすことを目指しています。また、製品としての性能において、まだ改良が必要な製品もあります。
これらの製品は、Bio SakuraやRe:soilの登録商標でネットでも販売しています。
https://www.nano-sakura-shop.com/
https://www.nano-sakura-shop.com/shop
石油、化石燃料を原料としなくても、植物、天然バイオマスや木材などの有機物資源を原料として、環境に優しい様々な材料、製品が作れるということを様々な人に見てもらうために、東京世田谷区に展示スペースを作りました。所在地は〒156-0051 東京都世田谷区宮坂1-25-5です。
今後もさらに植物、バイオマス由来の製品を開発していく予定です。
■会社概要
商号 :GSアライアンス株式会社
代表者 :代表取締役 森 良平博士(工学)
本社所在地:〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容 :カーボンニュートラル、脱炭素、SDGs課題に取り組む環境、
エネルギー分野の最先端技術の研究開発
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