プレスリリース

岐阜市のタナックが犬のヘルニア手術モデルなど、獣医師・愛玩動物看護師向け手技練習用シミュレータを新発売

2025年01月22日(水)14時00分
株式会社タナック(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:棚橋 一成、以下 タナック)と株式会社エルスパイン(京都府久世郡久御山町、代表取締役:神志那 弘明)は、動物医療の最先端技術が学べる手術訓練用モデルを開発しました。タナックは、岐阜県各務原市に工場を有し、シリコーン・エラストマー・ウレタンの成形加工メーカーとして、15年ほど前からヒトの手術練習用シミュレータの開発・製造を手掛けています。各組織の材料は、ヒトのシミュレータで培った材料配合・特殊成型技術を活かし、神志那獣医師の意見を元に、必要な手技をできるだけシンプルに学べる仕様としました。


【開発の背景】
獣医師および愛玩動物看護師向け動物医療用シミュレータ「Vetiskill(ベティスキル)」は、臨床現場に近い手技を手軽に練習できる環境を提供することを目的に開発されました。個人での練習や院内研修だけでなく、ハンズオンセミナーでも幅広くご活用いただけます。


【製品概要】
<犬腰椎ヘルニア埋没モデル>
椎間板ヘルニアは老化や外傷、遺伝などが原因で椎間板が変性して突出し、脊椎の上側にある神経を圧迫する病気です。慢性的な痛みを伴うため、腰が立たなくなり、悪化すると最終的には歩けなくなります。近年、外科手術による治療が広がっていますが、獣医師の高度な技量が必要です。
スポンジ状の軟部組織の中に、模擬骨、椎間板、神経、ヘルニアが内包されています。本製品は、切開手術による神経除圧、椎体固定術、内視鏡下手術の練習用途として活用いただけます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/422082/LL_img_422082_1.jpg
犬腰椎モデル

<犬膝関節モデル>
(前十字靭帯断裂)
犬の膝関節は交差する前十字靭帯と後十字靭帯が関節の安定や運動に重要な役割を担っています。犬は、このうち前十字靭帯が損傷しやすいとされており、損傷した靭帯が切れてしまうことがあります。(前十字靭帯断裂)
前十字靭帯が断裂した犬は膝関節が不安定になり、運動障害が起こり、膝で骨同士がぶつかることで関節炎が起こり、患部に痛みが生じます。治療法として関節の角度を調整するTPLO手術(脛骨高平部骨切り術)があり、この術式を学ぶことができます。
(膝蓋骨脱臼)
膝蓋骨は膝関節の前面に位置する小さな骨で、膝の動きに重要な役割を果たしています。小型犬では膝蓋骨が外れる膝蓋骨脱臼が多く発生し、重度の場合は、手術が必要になります。本製品は膝蓋骨脱臼を再現したモデルで実際の手術手技を学ぶこともできます。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/422082/LL_img_422082_2.jpg
犬膝関節モデル

【「VetiSkill」の概要】
販売開始日: 2025年1月22日
販売先 : タナックホームページ 自社ECサイト
URL : https://vetiskill.k-tanac.co.jp/


【会社概要】
商号 : 株式会社タナック
代表者 : 代表取締役 棚橋 一成
所在地 : 〒500-8185 岐阜市元町4丁目24番地
事業内容: シリコーン・ゲル素材の加工および販売
資本金 : 3,000万円
URL : https://www.k-tanac.co.jp


【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社タナック お客様相談室
Tel:0120-638-122


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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