プレスリリース

長期休み明けは、「脂肪肝リスク」に要注意 ~健康診断までに知っておきたい、肝機能を保護するMCTオイルの可能性~ 中村康宏先生のインタビュー記事を公開

2025年01月16日(木)14時15分
年末年始のご馳走や新年会が続くと、ついつい食べ過ぎ・飲み過ぎが重なりがちです。この時期に特に注意したいのが「脂肪肝」。現代では生活習慣病の一つとして認知が広まりつつありますが、自覚症状がないまま進行し、放置すれば肝硬変や肝臓がんにつながる恐れがあるため「サイレント・キラー」とも呼ばれることも。今回は、予防医学に詳しい虎ノ門中村クリニックの中村康宏先生に、脂肪肝のリスクについて伺うとともに、"食卓で始める脂肪肝ケア"としてMCTオイルを効果的に活用する方法を教えていただき、その内容を「ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアム」サイト内にて公開いたしました。
サイトURL: https://healthy-oil.jp/mct/column/999/


■冬は脂肪を蓄えやすい季節。あなたは大丈夫?隠れ脂肪肝チェック
寒い冬は、体温を保つために体が自然と脂肪を蓄えやすくなる季節です。さらに年末年始の飲食機会が増加することで、知らず知らずのうちに肝臓に脂肪が蓄積され、「脂肪肝」の状態になっているかもしれません。
脂肪肝は、症状がほとんどないのが特徴です。気づかないうちに症状が進行し、放置すると脂肪性肝炎や肝硬変、さらには肝臓がんへと進行する可能性も。特に冬は、運動不足や食べ過ぎによるカロリー過剰が重なることで、脂肪肝リスクが増加するため注意が必要です。
今回、脂肪肝のリスクをセルフチェックするための生活習慣を問うチェックリストを作成しました。これらの項目に1つでも当てはまる方は要注意です。また、3つ以上当てはまる方は一度腹部エコー検査を検討しても良いかもしれません。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/423118/LL_img_423118_3.jpg
隠れ脂肪肝チェックリスト

■【人間ドックで要チェック】肝臓が白く見えたら要注意。脂肪肝とはどんな状態?
脂肪肝は、肝臓の細胞に過剰な脂肪が蓄積した状態を指します。人間ドック等の検査で行う腹部エコーでは、脂肪肝の肝臓は腎臓よりも白く映るのが特徴です。これを「肝腎コントラスト」と呼んでいますが、肝臓に脂肪がたまっている証拠と言えるでしょう。
健康診断の血液検査で測る肝機能の項目のうちALTが30を超えていると、画像のような状態であることが多いです。脂肪肝以外にも、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、自己免疫性肝炎、さらにそれが進行した肝硬変、肝臓がんの可能性もあります。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/423118/LL_img_423118_5.jpg
脂肪肝エコー画像

■MCTオイルが肝機能を保護する可能性
近年、健康志向の高まりとともに注目されているMCTオイル。その特性はダイエットやエネルギー補給に役立つだけでなく、脂肪肝の改善や予防に寄与する可能性も示唆されています。
MCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸は、比較的短い分子構造をしています。一般的な油に含まれている長鎖脂肪酸と異なり、中鎖脂肪酸は消化吸収が非常に早く、小腸から門脈を経由して直接肝臓でエネルギーとして分解されるという特性を持っています。このため、通常の脂肪と比べて体に蓄積されにくく、脂肪肝のリスクを軽減する効果が期待されています。
京都大学の研究では、MCTオイルを摂取したマウスの肝臓が脂肪肝の進行を抑え、正常な状態に近づいたことが報告されています。このことから、中鎖脂肪酸は肝臓内の炎症を抑える作用があり、脂肪肝が進行して脂肪性肝炎へと悪化するのを防ぐ可能性が示唆されています。この研究成果は、脂肪肝患者や脂肪肝予備軍への治療・予防法の新たな可能性を示しています。*

*出典:Medium-chain fatty acids suppress lipotoxicity-induced hepatic fibrosis via the immunomodulating receptor GPR84 (JCI Insight DOI:10.1172/jci.insight.165469)

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/423118/LL_img_423118_1.jpg
MCTオイル

■長期休み明けに、食卓でできる肝臓ケア。MCTオイルの活用法とは?
脂肪肝の可能性がある患者さまには、生活習慣の改善が重要であることを前提としつつ、そのサポートとしてMCTオイルの活用を提案することがあります。個別カウンセリングを通じて、患者さまのライフスタイルや食事の内容に合わせた摂取方法を調整し、無理なく取り入れられる形でご案内しています。

<1日の摂取目安量>
MCTオイルは吸収が早い一方で、初めて摂取する場合は胃腸に負担を感じることがあります。そのため、最初は1日あたり2g程度から始め、少しずつ量を増やしていくのがポイントです。また、摂取によるカロリーオーバーを防ぐため、通常使用している油や脂肪分を置き換える形で活用していただくのが理想的です。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/423118/LL_img_423118_4.jpg
MCTオイル入りドレッシング

<食事での取り入れ方>
以下のような方法で摂取するのがおすすめです。また、MCTオイルは消化が早くエネルギー代謝を促進するため、朝食に取り入れることが効果的です。
(1)サラダのドレッシングに加える:レモンやお酢と組み合わせてシンプルなドレッシングを作ることで、緑黄色野菜をはじめとする脂溶性ビタミンの摂取もサポートします。
(2)スムージーに混ぜる:特に手軽さを重視する方には、コンビニやスーパーで購入できるスムージーにMCTオイルをプラスする方法も人気です。
(3)スープに混ぜる:温かいスープやみそ汁にひとさじ加えることで、続けやすく、満足感も得られます。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/423118/LL_img_423118_2.jpg
MCTオイル入りお味噌汁

長期休み明けで生活習慣が乱れがちなこの時期だからこそ、今一度ご自身の食生活や生活習慣を見直してみませんか?MCTオイルを日々の食事に取り入れることで、肝臓の健康を守りながら、より健やかな毎日を手に入れましょう。


■中村 康宏先生(虎ノ門中村クリニック院長)
関西医科大学卒業。内科医・消化器内科医として勤務後、米国医師免許試験を突破し、最先端予防医学を学ぶため渡米。留学中には、パーソナルトレーナー、栄養士の資格を取得。帰国後、日本初のアメリカ抗加齢医学会認定施設「虎ノ門中村クリニック」を開業、院長を務める。

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/423118/LL_img_423118_6.jpg
中村康宏先生

■「ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアム」について
脂質は体内でさまざまな働きを担う必須の栄養素です。からだを動かす効率的なエネルギー源であるだけでなく、健康でいるために、多彩な役割を果たしています。近年特に注目されているのが、脂肪の燃焼を高める「MCT」と、からだ本来の機能を整える
「オメガ3(アマニ油・えごま油)」です。「ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアム」は、「MCT分科会」と「オメガ3分科会」を持つ機関として、専門家の知見や最新研究などを交えながら、脂質栄養全般、MCT、オメガ3の健康価値を広く発信していきます。


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プレスリリース提供元:@Press
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