コラム

大江千里が語る、「僕にとって『書く』とは何か」

2021年04月10日(土)16時30分

文章はそれよりも分量が多いし、制限がないようでいて実はよりシビアな落とし穴がいっぱい。いまニューズウィークは1200字、「note」はだいたい8000字、朝日新聞大阪版が800字。字数はラジオコメントに似て「大江千里さん、1分でお願いします」「3分でツアーの告知もご自身で」と、文であってもしゃべるように、スピードもピッチも媒体によって変わる。

で、ここに書いてきたコラムとnoteのエッセーを合体させ、KADOKAWAから『マンハッタンに陽はまた昇る――60歳から始まる青春グラフィティ』を3月31日に発売した。本がブルックリンの自宅に到着。封を切ると、自分がここ3年を生きてきた想念が浮かび上がる。

ポップのシンガーソングライターであった僕が奏でるジャズピアノと同じく、これは歌詞を書き続けている僕が奏でる文章なのだろう。書くは書くたびミステリアス。

プロフィール

大江千里

ジャズピアニスト。1960年生まれ。1983年にシンガーソングライターとしてデビュー後、2007年末までに18枚のオリジナルアルバムを発表。2008年、愛犬と共に渡米、ニューヨークの音楽大学ニュースクールに留学。2012年、卒業と同時にPND レコーズを設立、6枚のオリジナルジャズアルパムを発表。世界各地でライブ活動を繰り広げている。最新作はトリオ編成の『Hmmm』。2019年9月、Sony Music Masterworksと契約する。著書に『マンハッタンに陽はまた昇る――60歳から始まる青春グラフィティ』(KADOKAWA)ほか。 ニューヨーク・ブルックリン在住。

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