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特権エリートに英国民が翻した反旗、イギリス人として投票直後に考えたこと
歴史に残る投票
EUの歴史を振り返っても、これほど度肝を抜く投票はあまりない。思いつくのは、EU憲法批准を拒否した2005年のフランスの国民投票くらいだ。でもそれだって、開票の前には薄々結果が分かっていたし、いずれにしろEU憲法はブリュッセルでの駆け引きの果てに立ち消えになった。
イギリスの歴史に限定するなら、僕が考えつくのは1945年の選挙だ。
ウィンストン・チャーチル首相は絶頂期にあった。ナチスを打ち負かして第二次大戦を勝利に導いたことで、国民からあふれんばかりの称賛を受けるはずの、並はずれた男だった。ところが、イギリスの有権者は静かにこの国の方向性を決め、チャーチルに背を向けた。福祉の充実を訴えた労働党が地滑り的な勝利をおさめ、福祉国家としての新たなイギリスが誕生したのだ。
【参考記事】パブから見えるブレグジットの真実
選挙戦と階級と民主主義
今回の国民投票に向けたキャンペーンは、不愉快な選挙戦だった。残留派、離脱派どちらもほめられたものではなく、双方が大げさな主張をして相手を侮辱した。1つの事例を取り上げるのはフェアじゃないかもしれないけれど、ガーディアン紙に掲載されたクリス・パッテンの記事は、特に腹が立った。
パッテンは国民投票を実施すること自体がひどいアイデアだと書いた(「粗野なポピュリストの道具だ」「議会制民主主義への脅威だ」「次は何だ? 死刑制度の是非を問う国民投票か?」といった具合だ)。そして、反EU派の意見を「外国人嫌いの不快なイングランド的ナショナリズム」だと言ってみせた。
パッテンは1992年の総選挙で国会議員の職を去るまで、公人として比類なきキャリアを築いていた。返還前の香港で最後の総督を務め、欧州委員会委員(素晴らしきブリュッセルの権力者の1人だ)として勤務し、BBCの監督機関であるBBCトラストの会長に就き、貴族院の議員を務めた。これらの役職全てが、権力(いくつかはとんでもなく強い権力だ)と名声と豪勢な生活(高給と恵まれた「特権」)を彼に与えてきた。そしてそのどれも、選挙不要で就くことができた役職だ。
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