フーシ派は自らの動機で行動、イラン最高指導者が米に反論

イランの最高指導者ハメネイ師(写真)は21日、同国は中東地域に代理勢力を必要としていないとし、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は自らの動機に基づいて行動していると述べた。21日撮影(2025年 ロイター/West Asia News Agency)
[21日 ロイター] - イランの最高指導者ハメネイ師は21日、同国は中東地域に代理勢力を必要としていないとし、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は自らの動機に基づいて行動していると述べた。
米軍はフーシ派に対する攻撃を拡大しており、トランプ米大統領は17日、フーシ派の攻撃の責任をイランに負わせると述べた。
ハメネイ師は「(米国は)大きな間違いを犯しており、地域の抵抗運動の中心をイランの代理勢力と呼んでいる。代理勢力とは何を意味するのか」と発言。
「イエメンにはイエメンの動機があり、地域の抵抗勢力には抵抗勢力なりの動機がある。イランは代理勢力を必要としていない」とした上で「われわれは誰とも対立や紛争を起こしたことはない。だが、誰かがが悪意を持って行動し、そうしたことを始めれば、厳しい罰を受けることになる」と述べた。
イエメンの専門家は、フーシ派の行動の動機が主に国内問題と支持基盤にあるようだと指摘している。